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【未経験から保育士転職】保育士ってどんな種類がある?公立と私立で働く保育士について知っておこう!(公務員保育士の目指し方について)
未経験から保育士への転職を検討している方に向けて、これまで私立の保育園と公立の保育園で働く私立保育士と公務員保育士の違いについて様々な観点から解説をしてきました。
私立保育士と公務員保育士の違いについては、これまでのコラムを参考にしていただければと思いますが、今回は公務員保育士の目指し方について解説していきます。
これまでのコラムについては、以下よりお読みいただければと思います。
私立保育士と公務員保育士の違いについてのコラム
【未経験から保育士へ】保育士の種類について把握しよう!私立保育士と公務員保育士の給与や待遇の違いについて
【未経験から保育士へ】保育士には2種類ある?私立保育士と公務員保育士のメリット・デメリットについて解説していきます!
【未経験から保育士へ】私立保育士を目指すためには?私立保育士のなり方について把握しておこう!
前回のコラムでは、私立保育士への目指し方について解説しましたが、今回は公務員保育士について解説していきます。
私立保育士の場合は、保育士試験に合格することで保育士資格を取得することができ、そこから様々な求人に応募することで私立の保育園で働くことができると理解したと思います。
極端に言えば、私立の保育園で働く私立保育士を目指す場合は、保育士資格を取得することだけが絶対に必要な条件でした。
今回解説していく公務員保育士では、保育士資格を持っているだけでは、公立の保育園で働くことはできません。
公務員保育士は給与や待遇が、私立保育士と比較しても良い条件の場合が多く、保育士という職種の中で安定した働き方の1つというイメージを持たれている方の多いでしょう。
実際のデータで見ても、数字上の給与や待遇が良いのは間違いありません。
そんな公務員保育士として働きたいという方も多く、通常の私立保育士よりも倍率は高くなってしまいます。
公務員保育士を目指す方も、そうでない方も、まずは公務員保育士を目指すためにはどのようなことが必要なのかということはしっかり把握しておきましょう。
今回のコラムは、以下のような流れで解説していきますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
まずは保育士資格についておさらいしよう!
公務員保育士として働くためには、試験が必要?
公務員保育士の試験について、理解を深めておこう!
まずは保育士資格についておさらいしよう!
まずは保育士資格についておさらいするところからはじめていきましょう。
前回のコラムでも解説した通り、私立保育士でも公務員保育士でも、まずは保育士資格という国家資格が必要となります。
簡単に解説すると、保育士試験を受験し合格することで「保育士資格」を取得することができます。
保育士試験は1年に2回しか行われず、これから保育士資格の取得を検討している方は、早めにいつ保育士試験が開催されるかをしっかりと押さえておき、保育士試験までのスケジュールを立てることをおすすめします。
現段階では詳しい情報は明らかになっていないので、具体的な試験日程についてご紹介するのは難しいですが、例年であれば4月と10月に保育士試験は行われることが多いので、これから保育士への転職活動を始めていく予定という方は、予め頭に入れて転職活動をスタートしましょう。
保育士資格を効率的に取得するために
保育士資格については、それぞれのペースやタイミングで取得していただければよいのですが、
「保育士への転職を早めに成功させたい!」
「今は保育士未経験だけど、保育士として早く働きたい!」
と思っている方は、保育士資格を効率的に取得する方法を意識してみましょう。
保育士転職について様々な情報を集めることで、保育士資格だけではなく、保育士転職全体を効率的に進めることができますので、保育士資格を効率的に取得したいと考えている方は、以下のコラムを参考にしてみてください。
上から順にお読みいただくことで、保育士資格について理解を深めていけると思いますので、おすすめです。
未経験から保育士へ!まずは保育士の仕事の流れと、保育士転職に必要な保育士資格について理解しよう!
受験料はいくら?どんな問題が出る?保育士試験の疑問について徹底解説します!
保育士資格を効率的に取得したい方は、保育士試験の傾向と対策について理解をしておこう
保育士試験の対策はこうしよう!実践すべき5つの対策をご紹介します
公務員保育士として働くためには、試験が必要?
繰り返しになりますが、私立保育士でを目指すにも、公務員保育士を目指すにも保育士資格は必ず必要な資格です。
未経験から保育士への転職を目指している方は、必ず保育士資格の取得を優先しながら保育士への転職活動を行っていきましょう。
保育士を目指すためには「保育士資格」が必要とわかったところで、次に公務員保育士として働くために必要なものについて解説していきます。
公立の保育園で働く、公務員保育士を目指すためには、公務員保育士試験を受験する必要があります。
私立の保育士であれば、保育士資格のみで大丈夫ですが、公務員保育士として働くためには保育士資格とは別に公務員としての資格が必要です。
公務員保育士は、地方公務員
そもそも公務員保育士とは、地方公務員として扱われます。
公務員保育士として各地域や自治体が運営する保育施設で働くこととなり、保育園だけでなくこども園や児童養護施設などで働く可能性もあります。
コラムの冒頭でも解説しましたが、公務員保育士は私立保育士と比べても給与や待遇が良いことが多いです。
地方公務員として働いている保育士だからこそ、給与や待遇の良さ、安定した勤務環境などを手に入れることができるわけです。
公務員保育士に限らず、区役所や公立の教員など、公務員として働いている方は、必ず公務員試験を通過して公務員として働くことができています。
なので、公務員保育士として働きたいと思っている方は、公務員保育士として働くためには「保育士試験」と「公務員保育士試験」の2つの試験を合格する必要がある、ということはしっかりと頭に入れておきましょう。
公務員保育士の試験について、理解を深めておこう!
次に公務員保育士試験の基本的な情報を解説していきます。
公務員保育士試験については、通常の保育士試験とは違い、全国一律で行われる試験ではありません。
各県や地域・自治体によっても内容が変わってくる場合がありますので、具体的に知りたいという方は、自分が働きたいと思っている地域で公務員保育士試験について調べてみてください。
公務員保育士試験の受験資格について
まずは保育士試験の受験資格について理解を深めていきましょう。
先程も申し上げている通り、公務員保育士資格の受験資格についても地域や自治体によっても変わってきます。
【保育士資格について】
まずは受験資格における、保育士資格の有無についてですが、基本的には取得している方が公務員保育士の受験資格として認められています。
また今は保育士資格を取得していない場合でも、来年(4月)までに取得を予定している場合も公務員保育士試験を受験を認められることが多い印象です。
ですので、保育士資格をもっていなくても保育士養成施設に通っていて、保育士資格をほぼ取得することが出来る場合や、すでに保育士試験の一次試験を通過していて、二次試験を通過する見込みがある方については、公務員保育士試験を受験することができるのです。
【年齢制限・居住地について】
次に公務員保育士試験の年齢制限について。
1つ目の保育士資格については、多くの地域や自治体で同じことが多いですが、この年齢制限についてはかなりばらつきがある印象です。
例えば35歳までの年齢制限を行っている自治体もあれば、30歳までの年齢制限を行っている自治体もあります。
また居住地に関しても、〇〇市内(公務員保育士試験を受験する場所)に居住している方のみしか受験できない場合や、どこの地域からでの公務員保育士試験を受験できる場合など様々です。
この年齢や居住地については、かなりばらつきがありそれぞれの地域や自治体によって変わってきます。
保育士未経験から公務員保育士を目指したい!と思っている方は、まずは働こうと思っている地域や自分が住んでいる地域が、どのような条件なのかについてはしっかりと調べておきましょう。
公務員保育士試験の試験内容を理解しよう
次に公務員保育士試験の試験内容について解説していきます。
公務員保育士試験の内容についても、地域や自治体によって多少のばらつきはありますが、そこまで大きく変わるといったことはありません。
基本的には通常の保育士試験と同様な形で、一次試験と二次試験に分かれており、一次試験は筆記試験で二次試験は実技試験と面接が行われます。
一次試験についてですが、通常の保育士試験であれば保育の専門的な内容がメインではありますが、公務員保育士試験では保育の専門的な内容に加えて教養についても出題されます。
なので保育士試験よりも広い学習範囲を対策をする必要がありますし、例えば数学が苦手という方は、一般教養の苦手分野を重点的に対策をする必要があるでしょう。
保育の専門的な内容については、通常の保育士試験と大きな変化はないので、公務員保育士試験の合格を目指す方は、通常の保育士試験を受験する際には付け焼き刃で受験するのではなく、しっかりと自分の頭に入れるように学習しておくと効率よく、公務員保育士試験に合格することができるでしょう。
次に二次試験での、実技試験と面接について。
二次試験で実技試験と面接について行うということについては、多くの地域や自治体で採用されていますが、内容はその地域や自治体によって変わってくる場合があるので注意が必要です。
実技試験については、通常の保育士試験と同様にピアノ演奏や読み聞かせなどを行い「音楽」や「言語」「表現」についての適性を測ります。
通常の保育士試験の実技試験を難なく合格している方にとっては、そこまで大きく気にかけることではないでしょう。
一方で、次の面接についてはしっかりと対策をしていくことが重要です。
面接では多く場所で、「志望動機」や「なぜ保育士を目指すのか」といった部分が聞かれることが多いです。
自己PRを含めて、面接対策はしっかりと行ってから面接に臨むことをおすすめします。
もちろん想定していない質問が来る場合もありますが、ある程度想定できる質問についてはしっかりと準備を行い面接に臨みましょう。
公務員保育士試験での面接対策について、こちらのコラムで分かりやすくまとまっていますので、公務員保育士を目指す方は参考にしてみてください。
通常の保育士転職の面接対策については、こちらのコラムにまとめていますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。
保育士への転職は面接が重要です。保育士未経験から転職を成功させるための、面接対策について
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は未経験から保育士への転職を検討している方に向けて、公務員保育士の目指し方について解説をしていきました。
保育士未経験から公務員保育士を目指したいと思っている方にとって、参考になる内容であれば幸いです。
今回のコラムのように、本サイト「保育のすすめ」では、未経験から保育士への転職を検討している方に向けて、保育士転職にまつわるお役立ち情報を発信しています。
様々な視点から保育士転職について有益な情報を発信しておりますので、保育士転職について分からないことがあるという方は、ぜひ本サイトをご活用いただければと思います。
様々なコラムを以下にまとめておきますので、気になるコラムがあればぜひご覧いただければと思います。
保育士の履歴書対策のコラム一覧|未経験から保育士目指すなら、保育のすすめ
保育士転職の志望動機のコラム一覧|未経験から保育士目指すなら、保育のすすめ
保育士資格の取得についてコラム一覧|未経験から保育士目指すなら、保育のすすめ
保育士・保育補助の求人紹介のコラム一覧|未経験から保育士目指すなら、保育のすすめ
また、未経験から保育士への転職情報を発信しているだけでなく、実際の保育士の転職求人も多数掲載しています!
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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保育士への転職活動、頑張ってください!