最終更新 2021.10.26

求人数3567

保育士の転職情報まとめ

  • 保育士転職

未経験から保育士へを目指そう!東京都で保育士転職を目指す人は知っておきたい、保育士実態調査について

 

こんにちは!保育のすすめです。

 

未経験から保育士への転職を検討している中で、東京都で保育士として働きたいと思っている方は多いと思います。

特に東京都でしか、保育士の転職求人を探していないという方も多いのではないでしょうか?

今回は東京都で、未経験から保育士への転職を目指す方に向けて、「東京都保育士実態調査」についてご紹介していきたいと思います。

 

東京都の保育士は、他の都道府県や地域と比べても給与が高い傾向にあり、未経験から保育士への転職を目指す方にとっては非常に人気の地域です。

また人口の多さから保育園の数も多く、他の地域と比べても非常に多くの保育士の転職求人があります。

 

「なんとなく東京都で、保育士として働きたい!」

といった気持ちで、東京都で保育士を目指すのも良いと思います。

ですが、未経験から保育士への転職を目指すのであれば、ぜひ東京都で働く保育士の状況を知った上で、東京都で保育士への転職を目指してほしいと思っています。

 

今回は東京都福祉保健局が公開している、平成30年度東京都保育士実態調査結果をもとに、東京都の保育士事情について解説していきます。

未経験から東京都で保育士へ転職を考えている方は、ぜひご自身の転職活動の参考にしていただければと思います。

また、東京都以外にも神奈川県や埼玉県をはじめ、関東での保育士転職を検討している方も、ぜひご覧いただければと思います。

 

では早速、保育士未経験から東京都で保育士転職を目指す方に向けて、東京都の保育士事情について解説していきます!

 

 

東京都保育士実態調査ってなに?

 

保育士未経験の方にとっては、馴染みのない東京都保育士実態調査について簡単に解説していきます。

東京都保育士実態調査とは、東京都福祉保健局が公開しているもので、保育士有資格者(保育士資格を取得している方)を対象に、行ったアンケートがもとになっています。

この保育士有資格者は保育士資格を取得している方ということですが、実際に保育園で働いていない方も含まれています。

 

・保育士資格を取得したものの、現在は休職中の方

・保育士資格を取得したが、違う業界に就職をした方

 

など、保育士資格を取得した方の就労状況や離職状況など、様々な情報を東京都保育士実態調査から理解することができます。

 

 

東京都保育士実態調査の概要

 

簡単に、東京都保育士実態調査の概要も記載しておきます。

 

■調査目的

東京都の現任保育士の離職防止や、潜在保育士(保育士資格を取得しているが、保育業界に勤めていない方)の就職支援等に活かすため。

 

■調査対象及び人数

平成25年4月から平成30年3月までに、東京都の保育士登録を行っている48,000人

有効回収数:15,358件

 

■主な調査項目

①対象者のプロフィール

②現在保育士就業中の実態

③過去に保育士就業経験がある者の実態

④保育士としての就業経験がない者の実態

 

さらに具体的な調査内容については、こちらのページからご確認ください。

調査概要|東京都保育士実態調査

 

東京都保育士実態調査では、上記の目的を背景に、現在の東京都の保育士事情について情報が公開されています。

では、具体的にどのようなことが報告されているのか、東京都保育士実態調査の内容を見ていきましょう。

 

 

東京都で保育士を目指すなら知っておきたい、東京都保育士実態調査の内容

 

東京都保育士実態調査の内容をすべて解説すると、かなりのボリュームとなってしまうので、いくつかカテゴリーを絞って東京都保育士実態調査について解説していきます。

 

今回のコラムでは、

東京都の保育士資格について

東京都の保育士の就業について

東京都の保育士の給与や待遇について

 

上記の3つを東京都保育士実態調査からあピックアップして、解説していきます。

実際に保育士として働かれている方や、保育士未経験から保育士資格を取得した方のリアルな情報なので、これから保育士を目指す方はぜひ参考にしてみてください。

 

東京都の保育士資格について

まずは東京都の保育士資格の実態について、解説していきます。

本サイト「保育のすすめ」では何度も取り上げていますが、保育士として働くためには「保育士資格」という国家資格が必要です。

未経験から東京都で保育士を目指したいと思っている方も、全員が保育士資格を取得することが必須なので、知らなかったという方はしっかりと頭に入れておきましょう。

 

保育士資格について全く知らない!という方は、こちらのコラムをお読みいただければ保育士資格の基本理解できると思います。

保育士資格を効率的に取得するために。保育士資格の基本を学ぼう

 

東京都保育士実態調査では、東京都で保育士資格を取得した方は、どのような方法で取得したのか、また幼稚園の教諭免許との併有割合について書かれています。

 

まずは東京都の、保育士資格の取得方法について。

東京都で保育士資格をもっている方の中で、指定保育養成施設(保育の専門学校や大学など)を卒業して、保育士資格を取得した方は約6割。

一方で保育士試験を受験、合格して保育士資格を取得した割合は約4割という結果となっています。

 

保育の専門学校や大学に通った人が保育士として働くというイメージを持っている方も多かもしれませんが、保育士試験を経て保育士資格を取得した方は4割もいます。

本サイトをご覧になっている方のように、保育士未経験から違う業界から転職するという方も多いのかもしれません。

 

ちなみに指定保育養成施設を卒業して、保育士資格を取得した内訳は以下のとおりです。

専門学校の保育士養成課程:17.6%

短期大学の保育士養成課程:22.8%

大学の保育士養成課程  :17.4%

 

 

幼稚園教諭免許との併用割合については、6割ほどが幼稚園教諭免許を取得しているようです。

また保育士として働いている方も、そうでない方どちらも、ともに6割ほどが幼稚園教諭免許を取得しているようで、就業状況による差が見られない状況となっています。

 

「保育園と幼稚園って何が違うの?」

という方は、こちらのコラムを参考にしてみてください。

未経験から保育士へ。保育園と幼稚園の違いを知っておこう

 

 

東京都の保育士の就業について

 

次に保育士として就業中の方の、雇用形態についての情報を解説していきます。

保育士として働いている方の中で、6割以上の方が正規職員(正社員)として働いているのが現状です。

残りの3割がパートタイムで働いているというのが現状です。

 

男女別で見てみると、女性の20代は9割以上が正社員として働いているのに対して、40代以上となると5割以上がパートとして働いているようです。

元々は保育士資格を取得したのち、30代以降で結婚や子育てを機に正社員の保育士を引退。

その後子育てなどが落ち着いたタイミングで、パートタイムの保育士として復帰したという方が多いのではないでしょうか。

 

保育士資格をもっていなくても、アルバイトやパートという雇用形態で保育補助として働くことは可能です。

しかし保育士資格を取得しておくことで、保育士資格がない方よりも有利にアルバイトやパートとして有利に復帰できることは間違いないでしょう。

そう考えると「保育士資格」という国家資格は、長い間活用することができる資格の1つなのです。

 

保育士資格を取得するメリットについては、こちらにコラムにも掲載されています。

保育士資格を取得するかどうかで迷っている方は、ぜひ併せてご覧いただければと思います。

保育士資格を取得する5つのメリット

 

では、東京都の保育士はどのくらい就業を続けるのでしょうか。

保育士通算就業年数は平均で約5.2年。

正規よりも有期契約職員(フルタイム)で働く方のほうが、正社員として働く方よりも長く働いているようです。

 

 

東京都の保育士の給与や待遇について

 

では、東京都で保育士として働く方は、どのくらいの給与や待遇を受けているのでしょうか。

保育士就業中の平均年収は、232.4万円。

 

正社員:290.4万

パート:109.6万

雇用形態別に見ると、上記の数字となるようです。

※こちらの数字は、平成25年から30年までの保育士登録者を対象としているため、保育士全体の平均年収よりは低く算出されます。

 

 

待遇はどうなのでしょうか?

東京都保育士実態調査では、職場への改善希望のアンケートをとっています。

今勤めている職場(保育園)への改善希望事項としては「給与・賞与等の改善」が一番高く、私立の保育園でその傾向が高いようです。

公立の保育園で保育士として働いている方は、私立の保育士と比較しても給与が高い傾向にあるため、私立の保育士でそういった改善希望事項があがってくるのでしょう。

 

私立の保育士と公立の保育士の、給与や待遇についてはこちらのコラムをご確認ください!

保育士ってどんな種類がある?私立と公立の保育士の、給与や待遇の違いについて

 

 

おわりに

 

いかがでしたでしょうか?

今回は未経験から保育士への転職を目指す方に向けて、東京都保育士実態調査というデータをもとに、東京都で働く保育士事情について解説していきました。

これから東京都で保育士として働きたいと思っている方の参考になっていると幸いです。

 

今回解説した東京都保育士実態調査は、あくまで一部分のみです。

もっと東京都の保育士事情について詳しく知りたいという方は、以下より実際の資料をご覧いただければと思います。

 

平成30年度東京都保育士実態調査結果(報告書)|東京都福祉保健局

 

調査結果の概要|東京都保育士実態調査

 

調査結果の詳細|東京都保育士実態調査

 

未経験から保育士への転職を目指す方にとって、自分がどこで働きたいかは非常に重要です。

今回は東京都の保育士にフォーカスしてご紹介しましたが、未経験から保育士への転職を検討している方は、働きたいと思っている地域についてしっかりと調べておくことをおすすめします。

 

働きはじめた後で、

「横の県の方が、給与が高い…」

「自分が働いている地域は、保育士の待遇があまり良くなさそう…」

などと後から後悔しても遅いです。

 

これから保育士を目指す方、特に未経験から保育士を目指す方は、自分で様々なことを調べる癖をつけていきましょう。

そうすることで、実際の転職活動も難なく乗り越えられるはずです!

 

東京都で保育士を目指す方におすすめの転職求人

 

最後に、東京都で保育士として働きたい方に向けて、実際の求人をまとめたコラムをいくつかご紹介するので気になるものがあれば応募してみてはいかがでしょうか?

 

東京都の保育士求人一覧|転職なら、保育のすすめ

 

東京都で保育士への転職を目指すなら、実際の転職求人を見ることからはじめよう!

 

未経験から保育士への転職って?東京都新宿区で未経験OKの求人一覧

 

未経験から保育士へ。東京都で未経験OKの求人ってどんなものがある?実際の転職求人をご紹介!!

 

東京都の保育士求人を探すなら、保育のすすめ

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

本サイト「保育のすすめ」は、未経験から保育士への転職を目指す方を応援しております!

頑張ってください!