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保育士資格は今後のキャリアに便利?保育士からのキャリアチェンジについて
未経験から保育士への転職を目指す方で、保育士として働いた先はどのようなキャリアがあるのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
「保育士として働きたいけど、そのあとのキャリアがいまいち想像できない…」
「未経験から保育士への転職を目指しているけど、保育士から他の職業に転職ってできるの?」
これから保育士への転職を目指す方、特に未経験から保育士への転職活動を始めようとされている方は、保育士のキャリアについて不安に思っていることもあるのではないでしょうか?
今回の記事では、未経験から保育士への転職を目指す方に向けて、保育士として働いた後のキャリアについて解説していければと思っています。
未経験から保育士への転職を目指す方は、特にしっかりとご覧いただければと思っています。
今回の記事では、
・保育士に必要な資格の「保育士資格」
・保育士からのキャリアではどのような仕事があるのか
・保育士のキャリアについて
といった流れで解説をしていきますので、保育士資格の基本的なことは知っているといった方は、ご自身が気になる部分からご覧いただければと思います。
では早速、未経験から保育士への転職を目指す方に向けて、保育士として働いた後のキャリアや転職について解説していきます。
目次
1. 未経験から保育士への転職を目指すためには、保育士資格について知るところから
2. 保育士での経験はどのような仕事に活かせる?保育士からの転職が有利な職業について
3. おわりに
1. 未経験から保育士への転職を目指すためには、保育士資格について知るところから
ではまずは、未経験から保育士への転職を目指すために必ず必要になる、保育士資格から解説していきたいと思います。
保育士への転職を志す方であれば知っている方も多いと思いますが、保育士へ転職し保育士として働くためには「保育士資格」という国家資格の取得が必要となります。
保育士資格を取得するためには、
①保育士養成校と呼ばれる大学や専門学校を卒業し、資格を取得
②ご自身で勉強を行い、保育士資格の国家試験を受験
この2つの方法があり、これから保育士を目指す方は上記のどちらかの方法で保育士資格を取得する必要があります。
現在はすでに違う仕事をしており、未経験から保育士への転職を目指している方は、基本的には2つ目のご自身で国家試験を受験することになるかと思います。
もちろん専門学校へ通い直して資格を取得するといった方法もありますが、あまり多くいらっしゃらないと思いますので、今回の記事では1つ目の方法は割愛させていただきます。
「これから専門学校へ通い直して、しっかりと資格を取得したい!」
と考えている方は、以下に参考のリンクをまとめておきますので、そちらから詳細をご確認いただければと思います。
【保育士養成校に通って資格を取得する方】
全国の保育士養成校について調べたいという方は、下記のリンクより探してみてください。
では専門学校に通わず、未経験から保育士への転職を目指す場合はどのように進めていけば良いのでしょうか。
保育士資格は国家資格ですので、誰でも受験ができるわけではありません。
ただそこまで厳しい基準があるわけでもありませんので、まずは自分が受験資格があるかどうかをチェックするところから把握していきましょう。
基本的には保育士を目指す皆さんの学歴によって、保育士資格の受験資格の有無が決まってきますので、まずは簡単にチェックしていきましょう。
大学・短期大学を卒業した方
学校教育法に基づいた学校を卒業していれば、学部や学科は関係なく、保育士資格の国家試験を受験することが可能です。
専門学校を卒業した方
①学校教育法に基づいた専門学校を卒業
②2年以上の専門過程を修了し卒業
この2つの条件を満たしていれば、専門学校を卒業した方も保育士資格の国家試験を受験することが可能です。
高校卒業の方・中学卒業の方
こちらの2つの場合は少し細かい条件が規定されているので、詳細はこちらから確認していきましょう。
また、海外の学校や保育関係の仕事のへの勤務経験によっても、受験資格の細かい規定が定められていますので、これから保育士への転職を目指したいと考えている方は、まずは確認をしておきましょう。
保育士資格の受験資格があるかをここでチェックしましょう!|全国保育士養成協議会
保育士資格の試験について
では次に、保育士資格の試験について簡単に解説していきます。
保育士資格の国家試験は基本的には、年に2回、前期と後期に分けて実施されます。
今年(令和3年)の前期の試験はすでに終わってしまっているので、これから保育士資格の取得を目指す方は後期の試験を目指しましょう。
後期の試験日程は以下です。
筆記試験:令和3年10月23日(土)、24日(日)
実技試験:令和3年12月12日(日
上記の記載を見ていただくと分かる通り、保育士資格の試験では「筆記試験」と「実技試験」が行われ、2つの試験をクリアすることで保育士資格の取得となります。
筆記試験を合格しないと、実技試験に進むことはできませんので、未経験から保育士への転職を目指す方は、まずは筆記試験の学習から始めていきましょう。
詳細はこちらも併せてご覧ください!
「保育士資格の学習を何からはじめていいか分からない…」
と不安に思っている方は、保育士資格の取得におすすめのテキストをご紹介していますので、こちらのコラムも併せてご覧ください!
保育士転職におすすめ!保育士資格を取得するためにおすすめのテキストを3つ紹介します!
また保育士資格の試験について、今までの傾向や対策、何をするべきかをしっかりと学んでおきたいという方は、こちらのコラムも併せて見ておきましょう!
【保育士転職】保育士資格を徹底対策!これまでの傾向と今後の対策を徹底解説します!
2. 保育士での経験はどのような仕事に活かせる?保育士からの転職が有利な職業について
未経験から保育士への転職に必要な保育士資格について理解できたところで、次に本題である保育士での経験が活かせる職業についてご紹介していきます!
これから保育士への転職を目指している方は、まずは保育士への転職を成功させることも重要ですが、目の前の保育士というキャリアだけでなく、ご自身の全体的なキャリアを考えながら転職活動を行うと良いと思います。
「保育士」や「保育」というワードを聞くと、保育園でのみ活かせる能力だと思われるかもしれませんが、保育士として働いた経験は保育園だけでなく様々な場所で活かすことができます。
まずは保育士としての経験を活かすことのできる場所をいくつかご紹介します。
・保育園(保育補助)
・幼稚園
・認定こども園
・託児所
・ベビーシッター
・学童保育
代表的なところで言うと、上記の場所では保育士としての経験を活かすことができるでしょう。
子どもと触れ合えたり、子どもの成長を見守れる職場は決して保育園だけではありません。
こういった場所でも保育士としての経験を活かすことができ、保育士としての経験があることでみなさんのライフステージ(出産や子育て)などのタイミングで、幅広いキャリアを洗濯することができるのです。
それではそれぞれ簡単に解説していきましょう。
保育園(保育補助)
まずは身近なところから。
こちらは決して保育士の後のみのキャリアではありませんが、未経験から保育士への転職を目指す方であれば知っておくべき働き方だと思うので入れておきました。
保育士への転職を目指しているみなさんは、保育補助という職業をご存知でしょうか?
未経験から保育士への転職を目指している方の中でも、保育補助を知らないという方も多いのではないでしょうか?
保育補助とはその名の通り、保育士の補助を行う職業のこと。
保育士との違いは、主に3つあります。
①保育補助には保育士資格が必要ない
②クラス担任の有無
③雇用体系の違い
基本的には、保育補助のお仕事は保育士のサポートがメインとなるわけですが、保育士に必要な保育士資格は必要ありません。
それに伴い裁量も少なく、子どもと触れ合うというよりも準備や片付けといった保育園の裏側のお仕事が多いということは覚えておきましょう。
ですので、クラス担任などももつことはありませんし、雇われるさいもアルバイトやパートといった雇用が多く、正社員で保育補助といったケースはあまり見ません。
今回のコラムでは保育士の今後のキャリアをメインで解説するので、あまりふさわしくないかもしれませんが、ぜひ未経験から保育士への転職を目指す方は「保育補助」という職業を知っておいていただきたく、一番はじめに説明させていただきました。
保育補助の魅力はなんと言っても、保育士資格を持たずとも保育園で働くことができるという点。
未経験から保育士への転職を目指す方は、保育士資格の学習を行いつつ、保育園で実践的な保育業務を経験することができるのです。
保育士への転職を考えていて、今の仕事を続けながら保育補助の仕事をするやり方は少し難しいかもしれませんが、時間に余裕があり本気で保育士へ転職したいと思っている方には、保育補助という選択肢は非常におすすめします!
保育補助についてさらに詳しく知りたい方は、こちらのコラムも併せてご覧ください!
保育士資格なしで働ける?未経験から保育士への転職を目指す方は、保育補助という働き方がおすすめです!
幼稚園
次に幼稚園について。
幼稚園では保育園と似ており、未就園児の預かり保育を行います。
保育園とは少し違い、幼稚園では3歳児〜5歳児の保育を行います。
また保育時間(働く時間も含めて)も大きく変わってくるので、
「自分の育児があるから、保育園で夜遅くまで働くのが難しくなってきた」
といった方は、保育園から幼稚園への転職を検討しても良いのではないでしょうか。
一度幼稚園と保育園の違いについても、こちらのコラムで知っておきましょう。
幼稚園と保育園の違いはここ!表で比べる、幼稚園と保育園の違いについて
認定こども園
次に認定こども園について。
未経験から保育士への転職を目指している方の中で、認定こども園について知らないという方も多いと思います。
認定こども園とは、保育園と幼稚園の間のような施設と考えてもらえばわかりやすいかと思います。
保育園で行う「保育」、幼稚園で行う「教育」を網羅的に行う施設で、0歳から就学前の子どもまで幅広く預けることが可能です。
認定こども園で働く場合は、できれば幼稚園教諭の免許も持っていた方が望ましいですが、保育士の資格のみでも働くことは可能です。
※幼保連携方認定こども園の場合は、幼稚園と保育園のどちらの資格も必要です
保育士として働く際は、働ける場所は「保育園」と縛られがちですが、幼稚園や認定こども園のように、保育士としての経験はより近い環境で活かすことができるということはしっかりと把握しておきましょう。
託児所
次に託児所について。
託児所とは認可外保育施設のひとつで、子どもを一時的に預かる場所。
ショッピングセンターや商業施設などに託児所が入っているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また最近では、企業のビルや会社の事務所などに託児所がついているところも多いようなので、働く女性が増えそういったニーズも同時に増えているのではないでしょうか?
ベビーシッター
次にベビーシッターについて。
こちらは幼稚園や保育園に預けていない保護者の方などから依頼を受け、保護者の方が不在中に子どもを依頼者の自宅で預かるといった仕事です。
保育士と比べると、より自由に働けるというところはベビーシッターの1つの魅力ではないでしょうか。
また1人の子どもと深く関わることもできますので、保育士として働いていた時とはまた違った達成感や充実感を味わうことができるのではないでしょうか。
ベビーシッターの詳細はこちらのコラムをご覧ください!
保育士からベビーシッターに転職!ベビーシッターの業務内容や始め方は?
3. おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回のコラムでは、未経験から保育士への転職を目指す方が知っておきたい、保育士の経験を活かすことのできる職業や職場について解説していきました。
もちろんまずは、未経験から保育士として働くために、保育士の資格の取得や、履歴書・面接の対策などを行うことも重要です。
しかし、保育士として働く前に、しっかりと保育士からのキャリアを考えることも同時に重要だと思っています。
ご自身が保育士として働く際に、すでに自分が今後どういう働き方をしていくかをなんとなく考えておくと良いと思います。
未経験から保育士への転職を目指す方の今後のキャリアは決して保育士だけではありません。
保育士として働いた後はどのように働くか、どのように自分のキャリアを形成していくかを考えることで、保育士として働く際の意識も変わってくるのではないでしょうか。
未経験から保育士を目指す方は、ぜひこういった先の部分も考えながら、保育士への転職活動を行っていきましょう。
本サイト「保育のすすめ」では、今回のコラムのように、未経験から保育士への転職を進める際に役立つ情報を発信しています!
未経験から保育士への転職を目指していて、何から始めれば良いか分からないという方は、ぜひ本サイトを定期的にチェックしていただければと思います!
コラムについては、こちらにわかりやすくまとまってますので、ご自身の気になるコラムを読んでみてください!
未経験から保育士を目指そう!お役立ちコラム一覧|保育のすすめ
特に未経験から保育士への転職を効率的に進めていきたいと考えている方は、ぜひこちらのコラムから読み始めてください!
保育士への転職活動に必要な、資格や対策について基礎から実践まで網羅的に学習することができます!ぜひ参考にしてみてください。
未経験から保育士を目指そう!転職活動を有利に進めるために、知っておくべきこと
また、役立つコラムだけでなく、本サイトでは保育士の転職求人も多数掲載しています!
ぜひ、ご自身の希望の条件で、一度実際の求人を探してみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただき、ありがとうございました!