最終更新 2021.10.26

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保育士の転職情報まとめ

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認定こども園とは?保育園との働き方・働く内容の違いは?

はじめに

 

認定こども園とは、

保育園と幼稚園、両方の機能を持った保育施設のことです。

この保育園と幼稚園の機能を持つということは、

保育士と幼稚園教諭、

2つの資格が混在する場所ということを意味しています。

わかりやすく表現すると、

保育士と幼稚園教諭が一緒に働く場所と言えます。

今回は、

認定こども園と保育園の仕事内容や働き方の違いについて

解説していきます!

 

 

目次

 

 

1.認定こども園と保育園の働き方の違いとは? 保育士の仕事内容を解説します!

 

1₋⑴保育士の仕事とは?

1₋⑵認定こども園と保育園の違いについて

1₋⑶認定こども園と保育園働き方の違いまとめ

 

 

1.認定こども園と保育園の働き方の違いとは? 保育士の仕事内容を解説します!

 

1₋⑴保育士の仕事とは?

 

保育士の仕事は、

0歳~6歳(就学前まで)の子どもを保育することです。

保育とは保護者から子どもを預かりお世話をするという

単純なものではありません。

子どもの年齢に適した心身の発達と、

発育を促すことや排泄・着替え・食事等、

基本的な生活習慣を身につけさせることが、

保育士の働く内容と言えます。

具体的に保育園での保育士の一日の仕事を見ていきましょう。

 

出勤時間 7時~7時30分(早番・遅番のある保育園もあります)

午前中の仕事 ・当日のスケジュールの確認。

       ・子ども達のお出迎えと体温確認・健康チェック。

       ・朝礼・朝の体操。

       ・お絵かき・歌・読み聞かせ・外遊び等、

        子どもの成長に合わせた保育を行う。

       ・給食(食べる前にうがい・手洗いを子ども達に促す、

          配膳や準備も保育士の仕事です)

 

午後の仕事  ・給食の後片付けとお昼寝の準備

       ・子どものお昼寝の間、休憩時間。

  ☆休憩時間中も子どものお昼寝中の事故には注意が必要です。

   また途中で起きてしまう子どもがいないか等、

   子ども様子に気を配りながらの休憩となります。

   園だよりやその他の書類の作成を行うこともあります。 

       ・子ども達の起床・布団の片付け。 

       ・おやつ・帰りの会

       お遊戯や歌・読み聞かせ・帰りの挨拶等

       ・子ども達のお見送り。

       ・書類作成や事務仕事・延長保育の対応。

19時~20時・退勤・鍵当番であれば扉の施錠。

 

保育士には早番・遅番があることが多く、

早番が7時~17時

遅番が10時~19時 という働き方が多い傾向です。

勤務時間も長めで持ち帰りの仕事が多いという保育士ですが、

女性に人気の職業でもあります。

 

 

1₋⑵認定こども園と保育園の違いについて

 

認定こども園は「保育園」と「幼稚園」の利点を

合わせた施設となっています。

保育園と比べて、働く内容・施設が具体的にどう違っているのか見ていきましょう。

 

①預けられる条件の違い。

保育園…就労している保護者の子どもが対象。

認定こども園…保護者が就労していなくても預けられる。

 

②預けられる時間の違い。

保育園…8時~17時位まで(延長保育の場合18時頃まで)

認定こども園…子どもの利用認定(1号~3号)により異なる。

子どもの利用認定について、

1号認定…3歳以上から園に預けられます。

9時~14・15時位までの短時間の保育となります。

保護者が未就労でも預けられます。

2号認定…3歳以上で保育が必要な子どもが対象です。

     8時~17時まで保育園と同様に

預けることができます。

延長保育にも対応しています。

3号認定…0歳~2歳までの保育が必要な子どもが対象です。

     8時~17時までの長時間保育が可能です。

     延長保育にも対応しています。

認定基準は各都道府県の条例によって、

定められています。

保育が必要と認められる状態は、

保護者が就労している場合や疾病や障害、親族の介護や

求職のための通学も含まれます。

また1号認定の方でも、

保護者が一時預かりを利用すれば、

保育時間を延長することができます。

認定こども園は保護者の希望に柔軟に対応できる

という利点があります。

 

③認定こども園には4つの種類がある。

認定こども園は、

運営母体や成り立ちによって4つの型に分類されています。

⑴幼保連携型

保育園と幼稚園が一体となって設置されている保育施設のことです。

設置主体は国や自治体・学校法人・社会福祉法人となっています。

⑵幼稚園型

幼稚園に保育所の機能(時間やスペース等)をプラスすることで、

新しくこども園として認可された保育施設のことです。

設置主体は国や自治体・学校法人となっています。

⑶保育所型

保育所が保育の必要な子ども以外を受け入れることで、

幼稚園の機能もプラスされ、

認定こども園となった保育施設のことです。

設置主体に制限はありません。

⑷地方裁量型

保育所でも幼稚園でもない地域の保育・教育施設に

新しく保育所と幼稚園両方の機能を加えることで、

認定こども園となった施設のことです。

設置主体に制限はなく、各都道府県の裁量によって認可されることが特徴です。

☆こども園には、

保育園と幼稚園両方の利点が備わっています。

保護者の状況に応じた柔軟な対応もできることから、

ニーズは毎年高まっています。

 

1₋⑶認定こども園と保育園働き方の違いまとめ

 

認定こども園と保育園の働き方の違いは、

保育園と幼稚園の違いにあります。

保育園は「児童福祉施設」

幼稚園は「学校」として定義されています。

認定こども園では、

0歳~2歳までの子どもには遊びを中心とした保育を実施しますが、

3歳~就学前までの子どもにはクラス別の教育が中心となります。

そのため、

保育士資格と幼稚園教諭の両方を持っていることが

望ましいとされています。

 

また保育園と幼稚園、

両方の機能を備えているため、

正職員でも働く時間や休日の相談等、

柔軟な働き方ができることも特徴です。

保育士・幼稚園教諭が働く際にもメリットが多いですよね。

保護者の状況によらず、

地域の子ども達が一緒にすごす施設なので、

家庭的な雰囲気の園が多い傾向にあります。

 

 【参考サイト】

保育士の仕事内容とは?仕事時間はどれくらい?|コラム|保育士|資格取得なら生涯学習のユーキャン

必要な資格は保育士?幼稚園教諭?認定こども園の知っておくべきポイントまとめ | 保育士くらぶ

保育士の仕事内容は?1日の仕事スケジュールややりがいなども紹介します。

 

認定こども園とは?保育園との働き方・働く内容の違いは?-おわりに

 

認定こども園の設置数は待機児童の問題や

長時間保育のニーズの高まりに合わせて毎年増加しています。

こども園は園児の人数と職員も多い大規模園になる傾向があります。

保育や幼児教育について、

多くを学べる職場とも言えます。

こども園への就職に興味のある方は、

保育士か幼稚園教諭、

どちらかの資格を持っている方を対象にした

「幼保特例制度」があります。

(幼保特例制度について詳しく知りたい方はこちらへ↓

【祝・延長決定!】幼保特例制度が2024年度末まで5年間延長です。by使える保育)

保育士資格と幼稚園教諭免許の取得を支援する制度なので、

自分の状況に併せて活用していきましょう!

 

【参考サイト】

保育士の資格を活かした仕事の種類は幅広い!診断もあるよ - ほいくしー

保育士の資格が活かせる保育園以外の仕事の種類と就職先|求人・派遣などの総合保育サービス【明日香】