最終更新 2021.10.26

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保育士必見|産休中の給料事情について解説!

保育士が産休を取ったら給料はどうなる?

そもそも産休中でも給料は支払われるの?

このような疑問にお答えします。

この記事では「産休中の給料事情」について解説していきます。後半部分では「産休に入るまでの流れ」や「産休を取るときのポイント」について解説していますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

【目次】
保育士が知っておくべき産休中の給料事情|そもそも産休とは?
保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休中も給料を支払ってくれるの?
保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休中に利用できる制度
保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休に入るまでの流れ
保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休を取得しやすい保育園に転職する方法
保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休を取るときのポイント
保育士が知っておくべき産休中の給料事情|転職を検討中の方へ

 

 

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|そもそも産休とは?

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|そもそも産休とは?

まずは、産休について説明します。産休とは、「産前産後休業」のことです。具体的には、労働基準法で定められている「出産前の準備」や「出産後の回復」のために仕事を休業できる制度を指します。産休制度は、出産を控えた女性従業員が出産の準備や産後の回復に専念できるよう、一定期間仕事を休むことを認めるものです。そのため、子供を出産する女性のみが取得できる特別な制度となっています。なお、産休制度は、正社員はもちろんのこと、パートタイマーやアルバイトなど、あらゆる形態で働く女性が取得できます。詳しくは「保育士は産休・育休が取れる?取得期間や条件・給料事情を解説!」や「保育士は産休や育休は取れるの?保育士が知っておくべき産休・育休の基礎知識」、もしくは「パート保育士さんでも産休は取れる?いつから取れるのかや期間中にもらえる手当、給料など」や「厚生労働省の公式サイト」をご覧ください。

 

 

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休中も給料を支払ってくれるの?

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休中も給料を支払ってくれるの?

結論を申し上げますと保育士が産休を取っている間、保育園から給料は支給されません。しかし、だからといって経済的な心配をする必要はありません。産休中は給料ではなく、雇用保険から出産手当金が支給される仕組みになっています。また、その他にもさまざまな支援制度を利用できます。したがって、安心して産休を取得し、出産・育児に専念することができます。産休制度をうまく活用して、心置きなく休暇を取得しましょう。「保育士は産休・育休中、給料をもらえるのでしょうか?もらえるとしたらどれくらい?」や「保育士は産休や育休の取得は可能?時期はいつまで?給料も解説」でも同様のことを伝えています。

 

 

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休中に利用できる制度

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休中に利用できる制度

前述した通り、産休中は国から経済的な支援を受けることができます。産休中に利用できる主な支援制度には、次の4つがあります。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|制度1】出産育児一時金

出産育児一時金とは、出産に伴う経済的な負担を軽減するための制度です。具体的には、健康保険に加入している方が妊娠4か月(85日)以上で出産した場合、一児につき42万円が支給されます。ただし、在胎週数が22週未満である場合や産科医療補償制度に加入していない医療機関で出産した場合、支給額は40万4000円となります。出産育児一時金の申請方法は、健康保険の種類(国民健康保険の場合は自治体)によって異なるため、所属する健康保険組合や市区町村に確認することをおすすめします。「産休・育休中の保育士さんの収入はどれくらい?」や「保育士の産休・育休事情。産休はいつから?お給料はどうなるの?」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|制度2】出産手当金

出産手当金とは、出産に伴う休業期間中の収入を補うための制度です。通常、産前42日から産後56日までの間(多胎妊娠の場合は産前98日から)、欠勤1日につき健康保険から給与の3分の2相当額が支給されます。ただし、休業中に会社から出産手当金を上回る給与が支払われる場合、出産手当金は支給されませんので、ご注意ください。「保育士の産休制度とは?期間や給料などについて紹介!」や「保育士の産休・育休事情」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|制度3】育児休業給付金

育児休業給付金とは、雇用保険に加入している方が育児休業を取得した際に受け取れる給付金です。給付金は、育児休業開始から180日目までは、育休前の賃金の67%が支給され、その後、子供の1歳の誕生日までは賃金の50%が支給されます。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|制度4】産休・育休中の社会保険料の免除

産休・育休の期間中は、厚生年金や健康保険料が免除されます。社会保険料の免除を受けるには、保育園を運営する事業所が「年金事務所」、または「健康保険組合」に申請する必要がありますので、ご注意ください。なお、免除を受けても健康保険の給付や将来の年金額に影響はありません。通常どおり健康保険の給付を受けることができ、免除された期間も将来の年金額に反映されます。

 

※保育士が知っておくべき支援制度や手当について詳しく知りたい方は「保育士の処遇改善手当て、金額や支給条件などをわかりやすく解説!」や「保育士の労働環境改善に役立つ!処遇改善手当について紹介」、もしくは「保育士の産休・育休制度は全ての職場にある?いつから取得可能かや給料事情を解説」や「保育士は産休をとりにくい?基礎知識や実情をご紹介」や「保育士さんの育休事情について紹介!~取得要件や期間,育休中の給料などについて解説~」をご覧ください。

 

 

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休に入るまでの流れ

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休に入るまでの流れ

ここでは、「産休を取得する際の一般的な手順」をご紹介します。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休までの流れ1】園長に報告

まずは、保育園の園長に妊娠を報告し、産休を取得する意向を伝えましょう。産休制度は申請しないと取得できないため、早めに取得の意思を示しておくことが大切です。早めの相談によって、業務の引き継ぎがスムーズに進み、園側も人員配置や補充に対して、余裕を持って対応できます。なお、妊娠初期はつわりの症状が出やすく、通常の勤務が難しくなることもあります。そのため、園長に対して早めに相談しておくことで、体調が悪いときにサポートを受けやすくなるでしょう。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休までの流れ2】産休の申請

保育園に報告を済ませた後は、産休の申請手続きを行います。産休に必要な書類は通常、保育園が用意してくれますが、記入作業は本人が行う必要があります。そのため、制度や申請手続きの基本を理解しておくと便利です。なお、申請書類の記入に際して疑問点があれば、職場の担当者に確認することで、安心して進めることができます。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休までの流れ3】職員へ周知・挨拶

産休の申請が終わったら、園長や関連するスタッフと相談し、「職員会議」や「朝の申し送りの場」で、他の保育士に報告・挨拶を行います。報告・挨拶の際には、産休の期間や復帰の予定などを伝えるといいでしょう。なお、産休に入る前には、体調の変化によって休みが必要になる可能性があるため、挨拶の際は謙虚な姿勢を示すといいかもしれません。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休までの流れ4】保護者へ周知・挨拶

職員への報告が終わった後は、保護者にも産休に入る旨を伝えます。保護者は保育士が不在になることに不安を感じることがあるため、挨拶文では引き継ぎを担当する先生や今後の対応について説明することが望ましいです。なお、おたよりに挨拶文を載せる方法もあります。おたよりでの挨拶後には、保護者から声をかけられることもあります。その際には、改めて丁寧に挨拶をしましょう。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休までの流れ5】産休を取得

挨拶や業務の引継ぎを終えたら、産休を取得します。産休を取得した後は、出産や育児に専念する大切な時間です。この期間中は、業務から離れてリフレッシュし、健康を最優先に考えましょう。なお、無事に子供が生まれた際には、園長などを通じて報告するのがいいでしょう。

 

※産休に入るまでの流れについて詳しく知りたい方は「保育士は育休・産休を取れる?条件やもらえるお金を詳しく解説」や「保育士の産休・育休取得について【事前にしっかりと知っておきましょう!】」をご覧ください。

 

 

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休を取得しやすい保育園に転職する方法

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休を取得しやすい保育園に転職する方法

続きましては、「産休を取得しやすい保育園に転職する方法」をご紹介します。仕事と育児を両立させやすい保育園への転職を考えている方は、ぜひ下記の内容を参考にしてくださいね。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|転職ポイント1】福利厚生について調べる

産休を取得しやすい保育園に転職する方法1つ目は『福利厚生について調べる』です。まず、転職先の保育園が産休制度をどのように整備しているかを確認しましょう。具体的には、産休の取得率や復帰後のサポート体制、柔軟な勤務時間制度の有無などを調べることが重要です。転職先の保育園が産休制度にどれだけ配慮しているかを把握することで、自分に合った職場環境を見つけやすくなります。事前に情報を収集して、しっかりと確認することが成功への鍵となるでしょう。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|転職ポイント2】転職エージェントに登録する

産休を取得しやすい保育園に転職する方法2つ目は『転職エージェントに登録する』です。転職エージェントは、求人の紹介から入職まで、あらゆる段階でサポートを提供してくれるサービスです。転職エージェントに登録すると、専任のキャリアアドバイザーがつき、応募先保育園の詳細情報を教えてくれます。そのため、転職の成功率が格段に向上します。産休を取得しやすい保育園に転職するためにも、ぜひ転職エージェントを活用しましょう。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|転職ポイント3】職場見学をする

産休を取得しやすい保育園に転職する方法3つ目は『職場見学をする』です。転職をする際は、まず興味のある保育園を訪れ、職場の雰囲気や保育スタイルを肌で感じることが重要です。園の様子を自分の目で見ることで、求人情報やホームページからでは分からない、園の雰囲気をつかむことができます。また、職場見学の際に質問することで、「産休制度」や「職員のサポート体制」などについて知ることができます。したがって、転職を考えている方には、職場見学をおすすめします。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|転職ポイント4】口コミを確認する

産休を取得しやすい保育園に転職する方法14つ目は『口コミを確認する』です。口コミには、実際の「保育園の様子」が書かれています。したがって、転職する際は、保育園の口コミを確認してください。口コミを通じて、応募先の保育園が「産休を取得しやすいのか」を知ることができるでしょう。

 

 

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休を取るときのポイント

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|産休を取るときのポイント

次は、「産休を取るときのポイント」をご紹介します。産休を取得する際は、ぜひ以下の内容を参考にしてくださいね。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|ポイント1】産休の計画を立てる

保育士が産休を取るときのポイント1つ目は『産休の計画を立てる』です。産休の開始日や終了日の計画を立てることで、職場に対して具体的なスケジュールを伝えることができます。そのため、計画を立てることにより、引き継ぎや代替要員の手配がスムーズに進み、業務の継続性が保たれます。また、自身も心の準備が整いやすく、安心して産休に入ることができます。産休の計画は早めに立てて、上司や同僚としっかりと共有することが極めて重要です。「保育士の産休は給料7割もらえる!取得時の『4つの注意点&疑問点』解説」や「保育士の産休・育休事情」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|ポイント2】早めに伝える

保育士が産休を取るときのポイント2つ目は『早めに伝える』です。早めに報告することで、保育園側も適切な対応や引継ぎの準備ができ、スムーズな運営が可能になります。また、保護者への通知や新しい保育士の手配など、必要な手続きを円滑に進めることができます。したがって、産休の取得が決まった際は早めに報告しましょう。早めの報告は、職場全体の調整や働きやすい環境作りにとって非常に重要です。「保育士が産休・育休を取るには?給料事情やいつから取得できるのか」や「保育士は産休・育休が取りにくいの?産休中の給料やいつから取れるかについて徹底解説!」でも同様のことを伝えています。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|ポイント3】業務内容の軽減について相談する

保育士が産休を取るときのポイント3つ目は『業務内容の軽減について相談する』です。体調不良や家庭の事情で、通常の業務が困難になる場合があります。特に、妊娠中はつわりによる吐き気や痛みが予想されます。したがって、必要に応じて業務内容の調整や勤務時間の変更について、上司に相談することをおすすめします。上司に相談することで、具体的なサポートを受けることができ、無理なく仕事を続けることができるでしょう。

 

【保育士が知っておくべき産休中の給料事情|ポイント4】職員とのコミュニケーションを大切にする

保育士が産休を取るときのポイント4つ目は『職員とのコミュニケーションを大切にする』です。産休の期間中は、園の職員との連携を保つことが重要です。事前に自身の業務内容や引き継ぎ事項を共有し、必要な情報を提供することで、スムーズな業務運営が可能となります。また、復帰後も円滑に仕事を再開できるよう、定期的に職場の状況を把握しておくことが大切です。職員間の良好なコミュニケーションは、職場全体の協力体制を強化し、安心して産休を取得するための基盤となるでしょう。なお、産休は法的に保障された権利です。しかし、保育現場では人手不足が深刻な状況にあるため、他の職員に負担をかけてしまうことは避けられません。産休を取得する際は、復帰後に気持ちよく働くためにも周囲の協力を当たり前だと考えず、感謝の気持ちを積極的に伝えることが大切です。「保育士は産休を取得可能?取得期間や利用条件・給与について」や「保育士さんのための産休・育休基礎知識」でも同様のことを伝えています。

 

 

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|転職を検討中の方へ

保育士が知っておくべき産休中の給料事情|転職を検討中の方へ

「産休を取得しやすい保育園に転職したい…」と考えている方には、転職エージェントに相談することをおすすめします。転職エージェントを活用すれば転職に関する相談だけでなく、退職に関するアドバイスもしてくれます。さらに、転職エージェントには、求人サイトには掲載されていない「非公開求人」が存在するため、競争率が低い「優良企業の求人」を紹介してくれるかもしれません。転職を成功させるためにも、ぜひ転職エージェントを活用しましょう。