最終更新 2021.10.26

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国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違いや仕事内容を紹介!

国家戦略特別区域限定保育士って…なに?

このような疑問にお答えします。

この記事では、『国家戦略特別区域限定保育士』について解説していきます。後半部分では「国家戦略特別区域限定保育士の仕事内容」や「国家戦略特別区域限定保育士として働くメリット」をご紹介しておりますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

【目次】
国家戦略特別区域限定保育士とは?
国家戦略特別区域限定保育士とは?制度が生まれた背景について
国家戦略特別区域限定保育士とは?通常の保育士との違いについて
国家戦略特別区域限定保育士とは?試験の詳細について
国家戦略特別区域限定保育士とは?仕事内容について
国家戦略特別区域限定保育士とは?働くメリットについて
国家戦略特別区域限定保育士とは?保育園への転職を考えている方へ

 

 

国家戦略特別区域限定保育士とは?

国家戦略特別区域限定保育士とは?

国家戦略特別区域限定保育士とは、特定の地域でのみ働くことができる保育士を指します。国家戦略特別区域限定保育士試験に合格した者は、地域限定保育士として登録され、最初の3年間は受験した地域内でのみ働くことができる「保育士資格」が付与されます。したがって、最初の3年間は、資格を取得した地域以外での勤務が制限されます。しかし、4年目以降は地域制限が解除され、通常の保育士と同等の扱いとなるため、全国どこでも勤務可能となります。なお、国家戦略特別区域限定保育士の制度は、深刻化する保育士不足に対応するため、平成27年に成立した「国家戦略特別区域法及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律」に基づいて創設されました。詳しくは「国家戦略特別区域限定保育士制度について解説しているサイト」をご覧ください。

 

 

国家戦略特別区域限定保育士とは?制度が生まれた背景について

国家戦略特別区域限定保育士とは?制度が生まれた背景について

近年、「待機児童の増加」や「潜在保育士の活用」が進まないことにより、保育士不足が深刻な問題となっています。この状況に対応するため、日本政府は処遇改善手当の支給など、保育士の待遇改善策を実施してきました。しかし、これらの対策だけでは慢性的な保育士不足を解消するには不十分でした。そこで、保育士の数そのものを増やすために、保育士試験の年2回実施が導入されました。さらに、保育士への門戸を広げるために、政府が打ち出したのが「国家戦略特別区域限定保育士制度」です。この新しい制度により、保育士の確保が困難な地域での人材確保が期待されています。また、潜在的な保育人材の活用も促進され、保育サービスの拡充と質の向上につながることが期待されています。詳しくは「国家戦略特別区域限定保育士制度について解説しているサイト」や「国家戦略特別区域限定保育士とは?~一般的な保育士資格との違い&特徴~」をご覧ください。

 

 

国家戦略特別区域限定保育士とは?通常の保育士との違いについて

国家戦略特別区域限定保育士とは?通常の保育士との違いについて

国家戦略特別区域限定保育士と通常の保育士の違いは、働ける場所にあります。日常の業務内容には違いは一切ありません。したがって、国家戦略特別区域限定保育士の試験に合格すれば、通常の保育士と同じように保育業務に従事できます。なお、前述の通り、4年目以降は地域制限が解除され、通常の保育士と同等の扱いとなるため、全国どこでも勤務可能となります。詳しくは「国家戦略特別区域限定保育士の登録等」や「国家戦略特別区域限定保育士(地域限定保育士)という選択」、もしくは「国家戦略特別区域限定保育士について解説しているサイト」をご覧ください。

 

 

国家戦略特別区域限定保育士とは?試験の詳細について

国家戦略特別区域限定保育士とは?試験の詳細について

ここでは、「国家戦略特別区域限定保育士試験」の詳細について解説していきます。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|詳細1】受験資格

国家戦略特別区域限定保育士試験の受験資格は、通常の保育士試験と同じです。

・一般の大学、短期大学、専門学校を卒業している
・児童福祉施設で2年以上、2,880時間以上勤務している(高等学校・中等学校卒)
・児童福祉施設で5年以上、7,200時間以上勤務している(義務教育修了)

国家戦略特別区域限定の保育士は、指定された地域でのみ勤務することが求められますが、出身地や現住所がその地域である必要はありません。なお、受験資格については、各学校の卒業時期によって異なる場合があります。したがって、事前に「保育士試験の受験資格」を確認してみてくださいね。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|詳細2】受験地域

国家戦略特別区域限定保育士試験が実施される地域は、年度によって異なります。保育士の確保を目的としているため、すべての地域で実施されているわけではありません。なお、過去には千葉県、沖縄県、仙台市などで実施された実績があります。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|詳細3】受験日程

国家戦略特別区域限定保育士試験の受験日程は、自治体ごとに異なります。試験の実施時期や詳細については、各自治体の公式ウェブサイトでご確認ください。なお、試験に向けた準備をスムーズに進めるためには、早めに日程を把握し、必要な書類や手続きについても確認しておくことをおすすめします。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|詳細4】受験費用

国家戦略特別区域限定保育士試験の受験には、受験手数料として12,700円が必要です。また、郵送料が別途かかる場合もあります。なお、支払い方法については自治体によって異なるため、受験申請の手引きをよく確認することが重要です。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|詳細5】難易度

筆記試験および実技試験の内容は、通常の保育士試験と同様であるため、難易度も変わりません。なお、近年の保育士試験の合格率は約20%前後で推移しています。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|詳細6】試験内容

国家戦略特別区域限定保育士の試験内容は、筆記試験と実技試験(もしくは保育実技講習会)で構成されています。ここでは、筆記試験と実技試験の試験科目を紹介します。

<筆記試験>

1.    保育原理
2.    教育原理
3.    社会的養護
4.    子ども家庭福祉
5.    社会福祉
6.    保育の心理学
7.    子どもの保健
8.    子どもの食と栄養
9.    保育実習理論

 

<実技試験>

実技試験は、以下の3つの分野から2つを選択して受験します。

・音楽表現に関する技術
・造形表現に関する技術
・言語表現に関する技術

 

<免除科目>

国家戦略特別区域限定保育士試験では、以下の条件に該当する場合、特定の科目が免除されることがあります。

・通常の保育士試験で合格した科目:地域限定保育士試験において免除
・地域限定保育士試験で合格した科目:次回以降の通常の保育士試験において免除

なお、国家戦略特別区域限定保育士試験の合格者が翌年に実施される通常の保育士試験を受験する場合、過去に合格した筆記科目(地域限定を含む)は免除対象外となり、初めての受験として扱われるため注意が必要です。また、幼稚園教諭免許を持っている場合、実技試験が免除されるため、筆記試験に合格すれば国家戦略特別区域限定保育士試験の合格者となります。しかし、翌年の通常試験で実技試験のみを受験する際には、過去に合格した筆記試験の科目が免除されないため、初受験と同じ扱いになることがあります。このため、受験の際には十分な準備と計画を立てることが大切です。各試験の免除規定や受験要件については、試験実施機関からの最新情報を確認し、しっかりと理解しておきましょう。

 

<実技講習会>

実技講習会とは、「合格後の保育士としての質を確保しながら、受験者に多様な選択肢を提供する」という観点から開かれている講習会です。実技講習会を受講し修了することで、国家戦略特別区域限定保育士試験の実技試験が免除されます。ただし、受講対象者は「地域限定保育士試験の筆記全科目に合格し、かつ実技試験を受験していない方」に限られるため、注意が必要です。

 

※国家戦略特別区域限定保育士試験について詳しく知りたい方は「国家戦略特別区域限定保育士とは?試験内容や受験資格、全国へ拡大の可能性も」や「国家戦略特別区域限定保育士とは?保育士試験との違いや難易度は?」、もしくは「国家戦略特別区域限定保育士試験について解説しているサイト」や「国家戦略特別区域限定保育士試験の概要」や「国家戦略特別区域限定保育士試験とは?受験のメリットとデメリット」をご覧ください。

 

 

国家戦略特別区域限定保育士とは?仕事内容について

国家戦略特別区域限定保育士とは?仕事内容について

国家戦略特別区域限定保育士の仕事内容は、通常の保育士と大きな違いはありません。基本的には、通常の保育士と同様の業務を行います。以下、国家戦略特別区域限定保育士の主な仕事内容です。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|仕事内容1】朝のお迎え

国家戦略特別区域限定保育士の仕事1つ目は『朝のお迎え』です。毎朝、保育士は子供たちを保育施設に迎え入れます。朝のお迎えでは、子供たちだけでなく、保護者とも円滑なコミュニケーションを取ることが重要です。心地よい一日のスタートを切るために、笑顔で丁寧な対応を心掛けましょう。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|仕事内容2】食事のサポート・片付け

国家戦略特別区域限定保育士の仕事2つ目は『食事のサポート・片付け』です。保育士は、子供たちが食事を楽しみ、栄養を摂取できるようにサポートします。また、食後にはテーブルを片付け、清潔な環境を保つことも行います。食事の時間、子供たちがコミュニケーションを取り合う貴重な機会でもありますので、楽しい雰囲気を作り出すことも大切です。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|仕事内容3】自由遊び・お散歩

国家戦略特別区域限定保育士の仕事3つ目は『自由遊び・お散歩』です。子供たちが自然な環境で遊び、新しい発見や学びを得られるように、保育士はさまざまな遊びを提供します。例えば室内では、「絵本の読み聞かせ」や「ブロック遊び」など、創造性を育む遊びを提供します。また、日中に子供を預かる場合は、外に出て、公園や近くの施設へのお散歩を楽しむこともあります。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|仕事内容4】おむつの取り換えや排泄のサポート

国家戦略特別区域限定保育士の仕事4つ目は『おむつの取り換えや排泄のサポート』です。保育園では、おむつの取り換えや排泄のサポートも行います。おむつの交換や排泄のサポートでは、子供たちとのコミュニケーションが重要。優しく丁寧に接し、子供たちが安心できるようにサポートします。おむつの交換やトイレのサポートを通じて、子供たちとの信頼関係を築くことができるでしょう。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|仕事内容5】お昼寝のサポート

国家戦略特別区域限定保育士の仕事5つ目は『お昼寝のサポート』です。保育士は子供たちが快適な環境で眠ることができるように、お昼寝に備えて布団やベッドを整えます。また、個々の子供の睡眠リズムに合わせて、眠りやすい環境を整えます。お昼寝の時間は子供たちの健康な成長にとって重要な時間です。したがって、保育士は静かで安全な環境を保ち、子供たちが安心して眠ることができるようサポートします。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|仕事内容6】行事の準備や当日の対応

国家戦略特別区域限定保育士の仕事6つ目は『行事の準備や当日の対応』です。保育士は「運動会」や「お遊戯会」などの行事の準備も担当します。イベント当日は多くの保護者が参加するため、同僚と連携を取りながら準備を進めることが重要です。同僚たちと協力することで、子供たちや保護者が安心して楽しめる環境を提供できるでしょう。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|仕事内容7】保育日誌の記入

国家戦略特別区域限定保育士の仕事7つ目は『保育日誌の記入』です。保育日誌は、子供たちの“日々の様子”や“成長”を記録する大切なツールです。したがって、日々の出来事について正確に記入しなくてはなりません。細部に気を配り、子供たちの大切な瞬間を記録することで、きっと保育の質を向上させることができるでしょう。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|仕事内容8】施設の清掃、消毒

国家戦略特別区域限定保育士の仕事8つ目は『施設の清掃、消毒』です。保育士は、保育園の清掃作業も担当します。清掃作業では、室内や通路の清掃はもちろんのこと、「遊び道具」の消毒も行います。保育環境の清潔さは子供たちの健康と安全に直結していますので、清掃作業は大切な業務だといえるでしょう。

 

【国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との違い|仕事内容9】降園のサポート

国家戦略特別区域限定保育士の仕事9つ目は『降園のサポート』です。降園時は、子供たちが家庭に戻る大切な瞬間です。したがって、笑顔と温かい言葉で子供たちを見送ることがポイントです。なお、降園時は子供たちだけでなく、保護者とも円滑な情報共有を図り、安心感を提供してくださいね。

 

※国家戦略特別区域限定保育士の仕事内容について詳しく知りたい方は「国家戦略特別区域限定保育士とは?一般保育士との給与・待遇の違いや資格取得方法について」や「国家戦略特別区域限定保育士の働ける場所と働き方」、もしくは「国家戦略特別区域限定保育士とは?」や「国家戦略特別区域限定保育士とは?これから保育士になりたい方は要チェック!」をご覧ください。

 

 

国家戦略特別区域限定保育士とは?働くメリットについて

国家戦略特別区域限定保育士とは?働くメリットについて

国家戦略特別区域限定保育士として働くメリットの一つは、就職先を見つけやすい点です。この制度は保育士不足を解消するために設けられているため、制度を実施している自治体では保育士に対するニーズが非常に高い状況にあります。そのため、国家戦略特別区域限定保育士試験に合格した地域で働きたい場合、比較的スムーズに就職先を見つけることができるでしょう。なお、国家戦略特別区域限定保育士として登録後の3年間に、保育士としての実務経験がない場合でも、4年目以降は通常の保育士と同様に全国どこでも勤務可能となります。したがって、この制度は、保育士としてのキャリアをスタートさせる良い機会となるだけでなく、将来的には活躍の場を全国に広げることができる柔軟性も備えていると言えるでしょう。国家戦略特別区域限定保育士として働くメリットについて詳しく知りたい方は「国家戦略特別区域限定保育士とは? 働くメリットや試験内容を解説」や「国家戦略特別区域限定保育士とは?」、もしくは「国家戦略特別区域限定保育士試験とは。実施自治体や試験内容、受験するメリット」や「国家戦略特別区域限定保育士とは?働くメリットや試験内容・勉強法を徹底解説」をご覧ください。

 

 

国家戦略特別区域限定保育士とは?保育園への転職を考えている方へ

国家戦略特別区域限定保育士とは?保育園への転職を考えている方へ

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