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保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業について解説
保育補助者雇上強化事業って…なに?
このような疑問にお答えします。
この記事では、『保育補助者雇上強化事業』について解説していきます。後半部分では「保育補助の業務内容」をご紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
【目次】
保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業とは?
保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業の概要
保育補助者の雇用|東京都の保育補助者雇上強化事業
保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業で雇用される方の業務内容
保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業を活用している園に転職したい方へ
保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業とは?
保育補助者雇上強化事業とは、保育補助者の雇上げを行う保育事業者に対して、雇上げに必要な費用の補助を行う事業です。具体的には、保育士の「雇用管理改善」や「労働環境改善」に積極的に取り組んでいる保育事業者に対して、保育補助者の雇上げに必要な費用を支援しています。なお、保育補助者雇上強化事業では、保育所等における保育士の負担を軽減し、保育士の離職防止を図ることを目的としています。詳しくは「保育補助者雇上強化事業について解説しているサイト」や「保育補助者雇上強化事業とは」、もしくは「保育士の多忙解消!保育補助者雇上強化事業を徹底解説」をご覧ください。
<保育補助とは?>
保育補助とは認可保育園、認小規模保育園、託児所などで保育士の業務全般をサポートする仕事です。保育補助は、保育士の資格がなくても、「散歩の引率」や「食事の補助」などの保育業務全般に携わることができます。そのため保育補助は「これから保育士を目指していきたい!」という方にぴったりの仕事です。
保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業の概要
ここでは、こども家庭庁が発表している「令和6年度保育関係予算案」をもとに、保育補助者雇上強化事業の概要をご紹介していきます。以下、保育補助者雇上強化事業の概要です。
<事業内容>
保育補助者の雇用に係る賃金等の補助
<実施主体>
市区町村
<補助基準額>
・定員121人未満の施設:年額2,338千円 、または年額3,117千円(保育士確保が困難な地域の場合)
・定員121人以上の施設:年額4,676千円 又は 年額6,234千円(保育士確保が困難な地域の場合)
<保育補助者の要件>
・保育所等での実習等を修了した者等
・現に保育士として就業していない保育士資格を有する者
<補助割合>
国:3/4、都道府県:1/8、市区町村(指定都市・中核市除く):1/8
<主な対象施設>
・認可保育所
・幼保連携型認定こども園
・小規模保育事業者
・事業所内保育事業者
・企業主導型保育事業を行う者
・家庭的保育事業者(国制度)
・認証保育所
・家庭的保育事業者(都制度)
<支給条件>
・1施設につき、保育補助者1名を追加で配置した場合に支給する
・保育補助者には保育士修学資金貸付等を活用し、保育士資格の取得に努めること
・一定の研修(子育て支援員等)を受講している者か、それと同等以上であると市町村長が認める者であること
・短時間正社員制度の導入など、職員の雇用管理や職場環境の改善を積極的に行っている保育事業者であること
・保育事業者は、保育補助者の配置による具体的な改善計画を実施主体に提出し、かつ、当該計画に基づき改善を行うこと
※保育補助者雇上強化事業の概要について詳しく知りたい方は「保育補助者雇上強化事業補助要綱」や「保育補助者雇上強化事業について」、もしくは「保育補助者雇上強化事業の詳細」や「保育補助者雇上強化事業はどうなる?」や「保育補助者雇上強化事業とは」をご覧ください。
保育補助者の雇用|東京都の保育補助者雇上強化事業
保育補助者雇上支援事業は、各自治体によって支給条件や補助基準額が異なる場合があります。ここでは、東京都で実施された「保育補助者雇上支援事業の事例」を紹介します(参照:保育補助者雇上支援事業の貸付概要)。
【保育補助者の雇用|東京都の保育補助者雇上強化事業1】支給条件は3つ
東京都の場合は、支給条件が下記の3つになります。
①令和4年10 月1日以降に保育補助者の雇用を開始した場合
②令和4 年9月30日以前に保育補助者の雇用を開始し、次の要件いずれかを満たしている場合
・施設としてすでに雇用している保育補助者の保育士資格取得に取り組んでいる。
・その保育補助者の資格取得後に別の補助者を雇用する計画を立てている。
・保育士及び保育補助者の人数が前年同月と比較し、それぞれ同数以上である。
・保育士の給与改善を図るなど保育士の処遇改善に取り組む場合。
・保育士の平均勤続年数が 11 年以上。
③特に保育士の業務負担軽減に資する取組みを行っていると認める場合
【保育補助者の雇用|東京都の保育補助者雇上強化事業2】貸付内容
東京都の保育補助者雇上強化事業の貸付内容は、以下の通りです。
貸付額 1か所あたり 2,953,000円以内(年額)
貸付期間 保育補助者が勤務する期間(最長3年間貸付)
貸付条件 勤務環境改善計画に基づき保育士の勤務環境を改善すること。
対象経費 保育補助者の給与、諸手当、社会保険料の事業主負担分等
利子 無利子(返還期限を過ぎた場合は年3%)
交付 年1回交付(原則、前年度の精算終了後当該年度1年分を1回で交付)
東京都の保育補助者雇上強化事業について詳しく知りたい方は「保育補助者雇上支援事業について解説しているサイト」や「東京都世田谷区の保育補助者雇上強化事業について」、もしくは「東京都福祉局のホームページ」をご覧ください。なお、上述した通り、保育補助者雇上支援事業は、各自治体によって支給条件や補助基準額が異なる場合があります。したがって、支給条件や補助基準額などを事前に確認しておくことが重要です。
保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業で雇用される方の業務内容
保育補助者雇上強化事業とは、保育補助者の雇上げを行う保育事業者に対して、雇上げに必要な費用の補助を行う事業です。では、保育補助者として採用された場合、どんなことをするのでしょうか。保育補助の仕事内容は多岐にわたりますが、一般的には以下のような業務を担当することが多いです。
【保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業で雇用される方の業務1】朝のお迎え
保育補助の仕事1つ目は『朝のお迎え』です。毎朝、保育補助は保育士たちと一緒に、子供たちを保育施設に迎え入れます。朝のお迎えでは、子供たちだけでなく、保護者とも円滑なコミュニケーションを取ることが重要。心地よい一日のスタートを切るために、笑顔で丁寧な対応を心掛けましょう。
【保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業で雇用される方の業務2】施設の清掃、消毒
保育補助の仕事2つ目は『施設の清掃、消毒』です。保育補助は、施設内の清掃作業を担当します。清掃作業では、室内や通路の清掃はもちろんのこと、「遊び道具」の消毒も行います。保育環境の清潔さは子供たちの健康と安全に直結していますので、清掃作業は大切な業務だと言えるでしょう。
【保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業で雇用される方の業務3】給食やおやつの準備や片付け
保育補助の仕事3つ目は『給食やおやつの準備や片付け』です。保育補助は日々の“給食”や“おやつ”の準備に携わります。“給食”や“おやつ”を準備する際は、単に用意をするだけでなく、「清潔で安全な環境」を提供することが大切です。食事をする環境は、子供たちの安全に関わりますので、十分に注意しましょう。
【保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業で雇用される方の業務4】遊びの見守りや寝かしつけ
保育補助の仕事4つ目は『遊びの見守りや寝かしつけ』です。子供たちが楽しく安全に遊べるよう、保育補助は“遊び場での見守り”や“遊びのサポート”を担当します。また、お昼寝のときには子供たちが安心して眠ることができるよう、優しく心地よい雰囲気を作り出し、寝かしつけのお手伝いをします。保育補助は、この役割を通じて子供たちの日々の喜びを共有できるでしょう。
【保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業で雇用される方の業務5】おむつの取り換えや排泄のサポート
保育補助の仕事5つ目は『おむつの取り換えや排泄のサポート』です。保育補助は、おむつの取り換えや排泄のサポートも行います。おむつの交換や排泄のサポートでは、子供たちとのコミュニケーションが大事。優しく丁寧に接し、子供たちが安心できるようにサポートします。おむつの交換やトイレのサポートを通じて、子供たちとの信頼関係を築くことができるでしょう。
【保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業で雇用される方の業務6】保育日誌の記入
保育補助の仕事6つ目は『保育日誌の記入』です。保育補助は、保育日誌を書くこともあります。保育日誌は、子供たちの“日々の様子”や“成長”を記録する大切なツール。したがって、日々の出来事について正確に記入しなくてはなりません。細部に気を配り、子供たちの大切な瞬間を記録することで、きっと保育の質を向上させることができるでしょう。
【保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業で雇用される方の業務7】行事の準備や当日の対応
保育補助の仕事7つ目は『行事の準備や当日の対応』です。保育補助は「運動会」「お遊戯会」などの行事に関する準備を行います。また、イベント当日の対応も担当します。イベント当日は、たくさんの保護者が参加されますので、保育士たちと連携を取ることが重要。保育士たちと協力することで、“子供たち”や“保護者”が安心して楽しめる環境を提供できるでしょう。
【保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業で雇用される方の業務8】散歩や遠足の同行
保育補助の仕事8つ目は『散歩や遠足の同行』です。保育補助は、散歩や遠足に同行することもあります。散歩や遠足では、子供たちの安全を確保することが重要。目的地までのルートや周辺環境に注意を払いながら、子供たちのサポートをしなくてはなりません。したがって保育補助は、子供たちの様子を常に見守り、予期せぬ状況にも迅速に対応することが求められます。安全を確保しながら、自然や社会と触れ合う機会を提供することで、子供たちは安心して楽しむことができるでしょう。
【保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業で雇用される方の業務9】降園の補助
保育補助の仕事9つ目は『降園の補助』です。保育補助は保育士たちと一緒に、子供たちを送り出します。降園時は、子供たちが家庭に戻る大切な瞬間。したがって、笑顔と温かい言葉で子供たちを見送ることがポイントです。なお、降園時は子供たちだけでなく、保護者とも円滑な情報共有を図り、安心感を提供してくださいね。
※保育補助の仕事内容について詳しく知りたい方は「保育補助になるには無資格でもOK? なり方や仕事内容、就業場所、給与について解説」や「保育補助について解説しているサイト」をご覧ください。
保育補助者の雇用|保育補助者雇上強化事業を活用している園に転職したい方へ
「保育補助として働こうかな…」と悩んでいる方には、転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントを利用すると、転職に関するアドバイスだけでなく、「履歴書の作成」や「面接の練習」なども行ってくれます。また、転職エージェントには、求人サイトには掲載されていない「非公開求人」が存在するため、競争率が低い「優良企業の求人」を紹介してくれるかもしれません。保育補助への転職を成功させるためにも、ぜひ転職エージェントを利用しましょう。