保育士の転職情報まとめ
- 保育士資格について
未経験から保育士を目指すなら!保育所保育指針について詳しく知ろう #1概要編
保育士資格の取得や、面接や履歴書の対策を経て、無事に保育士として働ける!
と思っていても、未経験から保育士として働く際に不安に感じている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
これから保育士への転職を考えている方、特に未経験から保育士への転職を行おうと考えている方は、実際に働くことを考えた時に不安を感じてしまうことも無理はありません。
未経験から保育士への転職活動をしている際に時間に余裕がある方は、目の前の転職活動だけでなく、できれば自分が実際に働く姿を想像して予め対策をしておくことをおすすめします。
「実際に保育士として働いたことがないから、どんな対策をすればよいか分からない…」
「未経験から保育士として働く際に、何を勉強しておくべきか実践的なことを教えてほしい!」
未経験から保育士へ転職する際に、こんな不安を感じている方のために、今回は保育士として学習しておくべきことについて解説していきたいと思います。
今回は厚生労働省が公開している、保育所保育指針をベースに、未経験から保育士として働く際に意識しおくと良いことについて解説していきたいと思います。
一通り読むことで、保育士未経験として、どんなことを意識して保育園で働けばよいか、未経験から保育士として働くうえで何に注意すればよいかを理解できると思いますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
今回のコラムでは、保育所保育指針の基本的な概要を解説し、次回のコラムで保育所保育指針を詳しく深堀りしていく予定です。
では早速、未経験から保育士への転職を目指す方に向けて、知っておくべき、保育所保育指針について解説していきます!
そもそも、保育所保育指針ってなに?
まずは、保育所保育指針ってどんなものかについて解説していきたいと思います。
未経験から保育士への転職を目指している方にとっては、はじめて保育所保育指針という言葉を聞くという方も多いのではないでしょうか?
保育所保育指針とは、厚生労働省が発表しているもので、保育所保育において基本的な考え方や、保育のねらい・保育所の運営などについて定められているものです。
保育とはこういうもので、保育所とはこうあるべきだ。
といった形で、保育所や保育士の活動のあるべき姿を定義しているものと捉えていただければと思います。
保育所保育指針が作成された背景
この保育所保育指針は、どのような背景で制定されたのでしょうか?
厚生労働省が公開している、保育所保育指針の中では、
保育所保育は、本来的には、各保育所における保育の理念や目標に基 づき、子どもや保護者の状況及び地域の実情等を踏まえて行われるもの であり、その内容については、各保育所の独自性や創意工夫が尊重され る。その一方で、全ての子どもの最善の利益のためには、子どもの健康 や安全の確保、発達の保障等の観点から、各保育所が行うべき保育の内 容等に関する全国共通の枠組みが必要となる。このため、一定の保育の 水準を保ち、更なる向上の基点となるよう、保育所保育指針において、 全ての保育所が拠るべき保育の基本的事項を定めている
と書かれています。
少し文章が長いので、噛み砕くと
すべての子どもの最善の利益(より良い成長やそのための環境)のためには、子どもの健康や安全などを全国で統一的に設ける必要があるということです。
この保育所保育指針というものは、対象は保育所や保育園、またそこで働く保育士に向けたものではありますが、あくまでこれから社会を担うであろう子どもたちのために、全国的にしっかりと整備された環境のうえで、子どもの成長をサポートしていこうという内容です。
子どもの成長を第一に考えた時に、しっかりとした枠組みや基準が必要となり、厚生労働省が保育所や保育園(またそこで働く保育士)に向けて公開しているものなのですね。
未経験から保育士への転職を考えている方は、しっかりとこの保育所保育指針を踏まえたうえで、保育所や保育園で働くことができると良いでしょう。
もちろん保育所や保育園によって、教育方針や子どもへの接し方は違うと思います。
しかしどの保育所や保育園の根底にも、この保育所保育指針というものがあるということはしっかりと押さえておきましょう。
保育所保育指針の基本的な前提
次に、保育所保育指針の基本的な前提について解説していきます。
保育所保育指針に規定されている内容は、主に以下の3つに分かれています。
①遵守しなければならないもの
②努力義務が課されるもの
③基本原則にとどめ、各保育所の創意や裁量を許容するもの
保育所保育指針は、しっかりと定めれらているものの、すべての事項について100%遵守する必要はありません。
これだけは最低限遵守すべきという項目があると同時に、これはなるべく遵守しましょう、これは保育所の方針によっては行わなくても大丈夫といったような棲み分けがされています。
またそれを踏まえたうえで、保育所保育指針の中では、
保育所では、保育所保育指針を日常の保育に活用し、社会的責任を 果たしていくとともに、保育の内容の充実や職員の資質・専門性の向上 を図ることが求められる。
と書かれており、この保育所保育指針をしっかりとそれぞれの保育所・保育園の運用に活用しながら、社会の中で保育というものを専門性のある充実したものにしていきましょうといったことが書かれています。
これから保育士を目指す方、特に全くの未経験から保育士への転職を目指す方は、ぜひこのマインドを大切にしていただければと思います。
未経験から保育士になるなら、資格が必要!保育士転職は、資格取得からはじめよう!
こちらのコラムでも解説している通り、 保育園で保育士として働く際には、国家資格である「保育士資格」の取得が必要となります。
当然、誰でも保育士として働くことができるわけではありません。
保育士は将来の日本の社会を担う子どもたちを、安全に健康に育てていくという非常に重要な役割を担っているのです。
これから保育士を目指す方や、未経験から保育士への転職を考えている方は、ぜひこの意識をもって保育士として楽しみながら働いてほしいと思っています。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は、未経験から保育士への転職を検討している方に向けて、保育所保育指針の概要について解説しました。
次回のコラムでは、この保育所保育指針の具体的な内容について解説していきますので、ぜひ次回のコラムもご覧いただければと思います。
今回は、未経験から保育士への転職を考えている方に向けて、保育所保育指針について解説しましたが、本サイト「保育のすすめ」ではその他にも多くのコラムを発信しています!
未経験から保育士への転職をはじめようと思っている方にとっては、非常に参考にになる内容だと思いますので、ぜひその他のコラムもご覧いただければと思います。
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