保育士資格の取得
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保育士として働くあなたへ。幼保特例制度について知っておきたいこと
保育士として働くあなたへ。幼保特例制度について知っておきたいことーはじめに
保育士資格をお持ちの方は、
短期間の学習でお得に幼稚園教諭免許を取得できる
「幼保特例制度」があります。
この「幼保特例制度」は、
2020年度末までの期間限定でしたが、
今年、2024年度末までの延長が決まりました!
延長が決まった背景には、
認定こども園の増加があります。
認定こども園は保育園と幼稚園の一体型保育施設のため、
保育士資格と幼稚園教諭免許の2つを持っていることは、
とても価値のあることなのです。
今回は幼保特例制度について知っておくべき重要なポイントを
ご紹介していきます!
☆保育士資格取得を目指す方へ
保育士の仕事を詳しく解説します!サイト一覧はこちらへ
①保育士の仕事内容は?1日の仕事スケジュールややりがいなども紹介します。
③保育士の仕事の内容を知りたい!仕事内容の種類と一日のスケジュール│保育士 求人なら【保育士バンク!】
目次
1.幼保特例制度を知りたい!|働く保育士が知っておきたい制度の内容とメリット・デメリット
1₋⑴幼保特例制度を知りたい!|仕組みと条件とは?
1₋⑵幼保特例制度を知りたい!|制度のメリット・デメリットは?
1₋⑶幼保特例制度を知りたい!|働く保育士のための学習方法の種類
1₋⑷幼保特例制度を知りたい!|まとめ
1.幼保特例制度を知りたい!|働く保育士が知っておきたい制度の内容とメリット・デメリット
1₋⑴幼保特例制度を知りたい!|仕組みと条件とは?
☆幼保特例制度の内容
保育士資格か幼稚園教諭免許(1種・2種)を取得している方が、
一定の条件を満たすことで、
通常より少ない時間と費用で、
保育士資格や幼稚園教諭免許(1種・2種)を取得できます。
☆幼保特例制度の条件
保育士資格をお持ちの方は、
「特例制度の対象施設で、
保育士としての勤務年数が3年以上あること、
勤務時間の合計が4320時間を超えていることが条件となります。」
特例制度の対象施設は、
保育所や幼稚園・認定こども園・小規模保育事業所(A型・B型)等、
多岐にわたります。
現在お勤めの職場が特例制度の対象施設であるかどうかは、
必ず勤務地の教育委員会・保育主管部局に
問い合わせておきましょう。
1₋⑵幼保特例制度を知りたい!|制度のメリット・デメリットは?
幼保特例制度の大きなメリットは、
免許取得のために必要な修得単位と学費を
大幅に削減できることにあります!
通常、幼稚園教諭免許取得を目指す場合、
短大・大学の教職課程を卒業するか、
教職課程のある専門学校を卒業する必要があります。
期間は2~4年
費用は250万~400万円(短大・大学の学費の目安)
80万~100万円(専門学校2年間の学費の目安)
長い期間の学習と高い学費を支払うことになります。
幼保特例制度では、
期間は半年~1年未満
費用は7万~10万円前後で収まります。
内容も大学で講義を受けて小テストやレポートを提出することで、
単位を修得できるという簡単なものです。
単位を修得後、幼稚園教諭免許の申請書類を揃えて、
お住まいの地域の教育委員会に申請します。
簡単そうに見えますが、
保育士として働きながら、
大学に通うのはかなり大変なことに思えます。
ですが、
通学が難しいという方でも、
パソコンやスマートフォン・タブレットを使用して、
好きな時間にオンライン授業が受けられる大学もあります。
このように通信制で幼稚園教諭免許を取得するには、
インターネットで授業を受けて、
試験センターで試験を受ける必要があります。
(インターネットで授業と試験両方を受けられる大学もあります。)
大学にはそれぞれの特徴があります。
通学と通信どちらの学習方法が自分に合っているかを良く考えて、
大学選びは慎重に行うことをおすすめします。
☆幼保特例制度のデメリット
保育士資格や幼稚園教諭免許取得を目指す方にとって、
幼保特例制度はメリットでしかありません。
ですが、
満たさなければならない条件に、
保育士としての実務経験があるため、
保育士資格を持っているだけでは制度を利用できません。
誰でも利用できる制度ではないため、
条件を満たしているかどうかを、
しっかりと確認しておく必要があります。
加えて、
短期間とはいえ半年間位の学習期間は必要です。
特に保育士として働きながら資格取得を目指す方は、
途中で挫けることがないように、
はっきりとした目標を持って臨むことが大切です。
単位の修得率は90%近くあります。
途中で諦めることがなければ、
単位の修得は問題なくできます。
時間と費用を無駄にしないためにも、
「認定こども園でリーダーとして働きたい」
「幼児教育という分野でさらに活躍したい」等、
明確な目標を持って学習を始めることが大切です。
☆幼保特例制度をさらに詳しく知りたい方へ参考サイトのご紹介
幼稚園教諭を幼保特例制度で取得しよう!最短半年で幼稚園教諭免許を取得する方法 by幼保特例制度.com
1₋⑶幼保特例制度を知りたい!|学習方法の種類
学習方法は通学と通信の2通りあります。
※単位の修得方法(通学の場合)
・大学に通学して授業を受けて単位(5科目8単位)を修得する。
※単位の修得方法(通信制の場合)
・インターネットで授業を受けて、試験センターで試験を受け、
合格して単位を修得する。
・インターネットで授業と試験を両方受けて、
合格して単位を修得する。
基本は通信か通学で学習方法を選び、
学習方法に合った大学を選ぶことになります。
他にも、
年に一度の教員資格認定試験に合格する方法もありますが、
合格率は20%くらいなので、
かなり難しいと言えます。
試験合格を目指す方は、
入念な準備と試験対策をして臨みましょう。
学習方法(通学か通信)と単位の修得方法は、
各大学によって異なります。
特に保育士として働きながら免許取得を目指す方は、
通学の必要がない通信制がおすすめです。
通勤時間やすき間時間に学習できることで、
かなり効率的に学習することができます。
また単位を修得したあと、
お住まいの都道府県の教育委員会に申請をしなければなりません。
問題は申請に必要な書類を集めることに時間がかかることです。
さらに年度の後半には、
幼稚園教諭免許の申請を受け付けない期間もあるため、
制度の終了間際に申請に行くことは避けるようにしましょう。
そのため学習開始時期は、
遅くとも2023年度中に設定しておくことをおすすめします。
☆保育士資格を活かせる仕事は?関連サイトのご紹介
①保育士の資格を活かせる仕事とその内容は? | なるほど!ジョブメドレー
②保育士を辞めた人が遭遇する厳しい現実と対策 - 保育士辞めたいの私だ
1₋⑷幼保特例制度を知りたい!|まとめ
幼保特例制度は、
資格取得を目指す方にとって、
とても魅力的で大きなメリットのある制度です。
また制度を利用できる大学も数が限られているため、
選ぶことに時間はかかりません。
制度の利用期限は2025年度末までです。
興味のある方はお早めに学習の準備を始めましょう。