最終更新 2021.10.26

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保育士資格の取得

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保育士として働くあなたへ。幼保特例制度について知っておきたいこと

保育士として働くあなたへ。幼保特例制度について知っておきたいことーはじめに

 

 働く保育士のための幼保特例制度-はじめに

保育士資格をお持ちの方は、

短期間の学習でお得に幼稚園教諭免許を取得できる

「幼保特例制度」があります。

 

この「幼保特例制度」は、

2020年度末までの期間限定でしたが、

今年、2024年度末までの延長が決まりました!

 

延長が決まった背景には、

認定こども園の増加があります。

認定こども園は保育園と幼稚園の一体型保育施設のため、

保育士資格と幼稚園教諭免許の2つを持っていることは、

とても価値のあることなのです。

 

今回は幼保特例制度について知っておくべき重要なポイントを

ご紹介していきます!

 

☆保育士資格取得を目指す方へ

 保育士の仕事を詳しく解説します!サイト一覧はこちらへ

保育士の仕事内容は?1日の仕事スケジュールややりがいなども紹介します。

保育士の仕事とは byたのまな 

保育士の仕事の内容を知りたい!仕事内容の種類と一日のスケジュール│保育士 求人なら【保育士バンク!】

 

目次

 

働く保育士のための幼保特例制度ー目次

 

1.幼保特例制度を知りたい!|働く保育士が知っておきたい制度の内容とメリット・デメリット

 

働く保育士のための幼保特例制度ーメリット・デメリット

1₋⑴幼保特例制度を知りたい!|仕組みと条件とは?

1₋⑵幼保特例制度を知りたい!|制度のメリット・デメリットは?

1₋⑶幼保特例制度を知りたい!|働く保育士のための学習方法の種類

1₋⑷幼保特例制度を知りたい!|まとめ

 

 

1.幼保特例制度を知りたい!|働く保育士が知っておきたい制度の内容とメリット・デメリット

 

 働く保育士のための幼保特例制度ーメリット・デメリット2

 

1₋⑴幼保特例制度を知りたい!|仕組みと条件とは?

 

働く保育士のための幼保特例制度ー条件

☆幼保特例制度の内容

 

保育士資格か幼稚園教諭免許(1種・2種)を取得している方が、

一定の条件を満たすことで、

通常より少ない時間と費用で、

保育士資格や幼稚園教諭免許(1種・2種)を取得できます。

 

☆幼保特例制度の条件

保育士資格をお持ちの方は、

「特例制度の対象施設で、

保育士としての勤務年数が3年以上あること、

勤務時間の合計が4320時間を超えていることが条件となります。」

 

特例制度の対象施設は、

保育所や幼稚園・認定こども園・小規模保育事業所(A型・B型)等、

多岐にわたります。

 

現在お勤めの職場が特例制度の対象施設であるかどうかは、

必ず勤務地の教育委員会・保育主管部局に

問い合わせておきましょう。

 

 

1₋⑵幼保特例制度を知りたい!|制度のメリット・デメリットは?

 

 働く保育士のための幼保特例制度ーメリット・デメリット3

幼保特例制度の大きなメリットは、

免許取得のために必要な修得単位と学費を

大幅に削減できることにあります!

 

通常、幼稚園教諭免許取得を目指す場合、

短大・大学の教職課程を卒業するか、

教職課程のある専門学校を卒業する必要があります。

 

期間は2~4年

費用は250万~400万円(短大・大学の学費の目安)

   80万~100万円(専門学校2年間の学費の目安)

長い期間の学習と高い学費を支払うことになります。

 

幼保特例制度では、

期間は半年~1年未満

費用は7万~10万円前後で収まります。

 

内容も大学で講義を受けて小テストやレポートを提出することで、

単位を修得できるという簡単なものです。

単位を修得後、幼稚園教諭免許の申請書類を揃えて、

お住まいの地域の教育委員会に申請します。

簡単そうに見えますが、

保育士として働きながら、

大学に通うのはかなり大変なことに思えます。

 

ですが、

通学が難しいという方でも、

パソコンやスマートフォン・タブレットを使用して、

好きな時間にオンライン授業が受けられる大学もあります。

 

このように通信制で幼稚園教諭免許を取得するには、

インターネットで授業を受けて、

試験センターで試験を受ける必要があります。

(インターネットで授業と試験両方を受けられる大学もあります。)

 

大学にはそれぞれの特徴があります。

通学と通信どちらの学習方法が自分に合っているかを良く考えて、

大学選びは慎重に行うことをおすすめします。

 

☆幼保特例制度のデメリット

保育士資格や幼稚園教諭免許取得を目指す方にとって、

幼保特例制度はメリットでしかありません。

ですが、

満たさなければならない条件に、

保育士としての実務経験があるため、

保育士資格を持っているだけでは制度を利用できません。

誰でも利用できる制度ではないため、

条件を満たしているかどうかを、

しっかりと確認しておく必要があります。

 

加えて、

短期間とはいえ半年間位の学習期間は必要です。

特に保育士として働きながら資格取得を目指す方は、

途中で挫けることがないように、

はっきりとした目標を持って臨むことが大切です。

 

単位の修得率は90%近くあります。

途中で諦めることがなければ、

単位の修得は問題なくできます。

時間と費用を無駄にしないためにも、

「認定こども園でリーダーとして働きたい」

「幼児教育という分野でさらに活躍したい」等

明確な目標を持って学習を始めることが大切です。

 

☆幼保特例制度をさらに詳しく知りたい方へ参考サイトのご紹介

幼稚園教諭を幼保特例制度で取得しよう!最短半年で幼稚園教諭免許を取得する方法 by幼保特例制度.com

 

 

1₋⑶幼保特例制度を知りたい!|学習方法の種類

 

 働く保育士のための幼保特例制度ー学習制度

学習方法は通学と通信の2通りあります。

 

※単位の修得方法(通学の場合)

・大学に通学して授業を受けて単位(5科目8単位)を修得する。

 

※単位の修得方法(通信制の場合)

・インターネットで授業を受けて、試験センターで試験を受け、

 合格して単位を修得する。

 

・インターネットで授業と試験を両方受けて、

 合格して単位を修得する。

 

基本は通信か通学で学習方法を選び、

学習方法に合った大学を選ぶことになります。

 

他にも、

年に一度の教員資格認定試験に合格する方法もありますが、

合格率は20%くらいなので、

かなり難しいと言えます。

試験合格を目指す方は、

入念な準備と試験対策をして臨みましょう。

 

学習方法(通学か通信)と単位の修得方法は、

各大学によって異なります。

特に保育士として働きながら免許取得を目指す方は、

通学の必要がない通信制がおすすめです。

通勤時間やすき間時間に学習できることで、

かなり効率的に学習することができます。

 

また単位を修得したあと、

お住まいの都道府県の教育委員会に申請をしなければなりません。

問題は申請に必要な書類を集めることに時間がかかることです。

 

さらに年度の後半には、

幼稚園教諭免許の申請を受け付けない期間もあるため、

制度の終了間際に申請に行くことは避けるようにしましょう。

そのため学習開始時期は、

遅くとも2023年度中に設定しておくことをおすすめします。

 

☆保育士資格を活かせる仕事は?関連サイトのご紹介

保育士の資格を活かせる仕事とその内容は? | なるほど!ジョブメドレー

保育士を辞めた人が遭遇する厳しい現実と対策 - 保育士辞めたいの私だ

 

 

1₋⑷幼保特例制度を知りたい!|まとめ

 

 働く保育士のための幼保特例制度ーまとめ

幼保特例制度は、

資格取得を目指す方にとって、

とても魅力的で大きなメリットのある制度です。

 

また制度を利用できる大学も数が限られているため、

選ぶことに時間はかかりません。

制度の利用期限は2025年度末までです。

興味のある方はお早めに学習の準備を始めましょう。