保育士資格の取得
- 幼保特例制度
- 幼稚園教諭
- 認定こども園
幼保特例制度で保育士資格・幼稚園教諭免許を取得! おすすめの方法は?通信、通学?
「幼保特例制度で保育士資格・幼稚園教諭免許を取得! おすすめの方法は?通信、通学?」-はじめに
「幼保特例制度」とは、
保育士資格か幼稚園教諭免許(1種・2種)
を取得している方を対象とした支援制度のことです。
この支援制度を活用することで、
短期間で保育士資格や幼稚園教諭免許を取得することができます。
幼保特例制度は、
保育士として働きながら幼稚園教諭免許取得を目指す方にとって
大きなメリットがある制度です。
今回は実際に幼保特例制度を活用して、
保育士が幼稚園教諭免許取得を目指す場合に、
おすすめの学習方法をまとめました!
※通信で保育士資格を目指す方はこちらへ
保育士資格を通信で取得するための方法を詳しく解説したサイト
①【保育士の通信講座】独学で絶対資格をとる!おすすめ教材3選&試験対策法 | 保育士くらぶ
②30~40代で保育士を目指す人は「通信教育⇒保育士試験合格」ルートが最多(記事2)|保育士.netコラム
※保育士資格通信講座の比較おすすめは?
①保育士試験のおすすめ通信講座(たのまな・ユーキャンなど)4講座を徹底比較 | 資格勉強の広場【2019年度最新】
※保育士資格試験の難易度について詳細が知りたい方へ
保育士試験の難易度・合格率は? 専門学校・通信教育・独学どいいい?|コラム|保育士|資格取得なら生涯学習のユーキャン
目次
1.幼保特例制度|幼稚園教諭免許を取得しよう!保育士おすすめの学習方法をご紹介します!
1₋⑴幼保特例制度|内容と条件・期限は?
1₋⑵幼保特例制度|保育士が幼稚園教諭免許取得するまでを解説
1₋⑶幼保特例制度|保育士おすすめの学習方法は?通信・通学?
1.幼保特例制度|幼稚園教諭免許を取得しよう!保育士おすすめの学習方法をご紹介します!
1₋⑴幼保特例制度|メリットと条件・期限は?
☆幼保特例制度のメリット
①修得単位が通常より少ない5科目8単位になる。
(修得が必要な5科目8単位について詳しくはこちらへ)
②最短半年で幼稚園教諭免許(1種・2種)が取得できる。
③免許を取得するまでの費用を抑えることができる。
(6~8万円位が目安です)
④保育士として働きながら免許取得を目指すことができる。
☆幼保特例制度を利用するための条件と期限
①保育士資格を取得していること。
※現職として保育士で働いていなくても問題ありません。
②保育士の実務経験が3年以上、加えて4320時間以上あること。
※実務経験は特例制度の対象施設でなければなりません。
☆対象となる施設一覧
「保育所・幼稚園・認定こども園
認可外保育施設の一部
小規模保育事業所(A型・B型)
事業所内保育事業(定員6名以上)
公立の認可外保育施設
へき地保育所・幼稚園併設型保育施設
認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書が交付された
認可外保育施設(1日に保育する乳幼児の人数が6名以上)
(認証保育所も含む)」
現在の職場が対象施設かどうか不明であれば、
勤務地の教育委員会・保育主管部局に問い合わせて、
必ず聞いておきましょう。
幼保特例制度を利用するための条件は以上です。
次に幼保特例制度の期限を見ていきましょう!
幼保特例制度の期限は、
2025年3月31日までとなっています。
この期間中に幼稚園教諭免許取得に必要な8単位を修得して、
お住まいの都道府県の教育委員会に申請をすることで、
幼稚園教諭免許が授与されます。
単位は3ヶ月~半年で修得可能です。
通信やオンラインで授業を受けて試験合格を目指す場合でも、
半年~一年と言われています。
注意点として、
教育委員会へ申請するための書類を揃えることに、
とても時間がかかります。
そのため学習計画はゆとりを持って作ることをおすすめします。
学習のスタート時期は遅くても、
幼保特例制度の期限(2025年3月31日)の一年以上前に設定しましょう。
1₋⑵幼保特例制度|保育士が幼稚園教諭免許取得するまでを解説
保育士が幼稚園教諭免許を取得するには、
①学習方法(通学か通信・在宅)を決める。
②学習方法に合う大学を選び、講義を受ける。(5科目8単位分)
③試験を受けて合格する。(8単位を修得する)
④大学から証明書を受け取る。
※大学ですることはここまでです。
⑤教育委員会への申請書類を揃える。
⑥居住している地域の教育委員会に幼稚園教諭免許を申請する。
⑦教育委員会から幼稚園教諭免許を授与される。
幼保特例制度では、
修得する単位が大幅に免除されます。
そのため免許取得までにかかる費用や時間を
大きく削減することができます。
※幼稚園教諭免許の取得までにかかる費用は、
国公立の大学(4年間)で250万円前後、
私立大学(4年間)の場合350~400万円、
通信制大学でも100万円位が必要とされています。
幼保特例制度では、
学習期間…6~9ヶ月
費用…6~8万円前後
このように期間も費用も大幅に削減されます!
保育士資格と幼稚園教諭免許、
両方の取得を目指す方にとって、
とてもメリットのある制度になっています。
他にも年に一度行われる、
教員資格認定試験に合格するという方法もあります。
試験の合格率は20%くらいなので、
試験対策は必須と言えます。
比べて幼保特例制度による
単位修得での資格試験合格率は90%近くになります。
試験難易度も含めると、
きちんと単位を修得して試験を受ける方が確実と言えます。
1₋⑶幼保特例制度|保育士おすすめの学習方法は?通信・通学?
幼保特例制度では、
単位を修得するための学習方法(通学か通信・在宅)
を選ぶことができます。
自分に合った学習方法を選べることで、
保育士として働きながら免許取得も目指せます。
時間に余裕のある方は、
大学で講義と試験を受ける通学タイプがおすすめです。
講義をきちん受けていれば、
単位を修得できます。
試験も小テストやレポート等の簡易なものが多いようです。
就業中や育児や家事に忙しい方は、
パソコンやスマートフォン、ダブレットを使って、
オンライン授業が受けられる通信がおすすめです。
通信の場合は、
インターネットで授業と試験両方を受けることが可能な大学もあります。
自宅でも移動途中でも好きな時に授業が受けられることは、
通信の大きな魅力と言えます。
保育士の仕事は行事事の準備等で忙しい時期もありますが、
通信であれば、
無理のない学習ができるので、
働きながら免許取得を目指す保育士の方にもおすすめです。
通学か通信か悩ましいところですが、
やはり自分の生活に合った学習方法を選ぶことが大切です。
期間は最短でも半年~8ヶ月くらいになるので、
無理のない方法でしっかりと単位を修得することを目指しましょう。
幼保特例制度に対応している大学で有名なところは、
この2つの大学はインターネットで授業と試験を両方受けることが可能です。
学費は日本福祉大学の方が安くなっています。
※日本福祉大学…78,000円
東京未来大学…83,000円
あくまで目安程度ですが、
日本福祉大学は学費の安さも魅力の一つです。
「幼保特例制度で保育士資格・幼稚園教諭免許を取得! おすすめの方法は?通信、通学?」-おわりに
幼保特例制度は保育士資格を持っていて、
所定の条件を満たしている方にとって、
とても魅力的な制度と言えます。
幼稚園教諭免許は、
近年増加傾向にある認定こども園で
働くことを目指す保育士にとって、
持っていると大きなアピールポイントになります。
また保育と幼児教育という2つを学ぶことで、
さらに専門家としての知識も深まります。
特例制度は期限の決まっているものなので、
興味のある方は、
早めに学習の準備を始めることをおすすめします。