最終更新 2021.10.26

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保育補助は配置基準の人数に入る?保育士との違いについて解説

保育補助は配置基準の計算に含まれるの?

そもそも配置基準って何?

このような疑問にお答えします。

この記事では、『保育士の配置基準』について解説していきます。後半部分では「保育士と保育補助の違い」について解説しておりますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

【目次】
保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?そもそも配置基準とは?
保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?認可保育園の保育士配置基準とは?
保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育施設ごとの配置基準
保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?自治体による配置基準とは?
保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?正社員の保育士だけ?
保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?みなし保育士や子育て支援員について
保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育士との違いについて
保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?配置基準の見直し
保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育補助に求められる役割とは?
保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育補助への転職を考えている方へ

 

 

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?そもそも配置基準とは?

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?そもそも配置基準とは?

配置基準とは、保育施設を運営する上で満たさなければならない基準の一つ。子供の年齢ごとに定められた「最低限必要な保育士の人数」を指しております。配置基準は、子供の安全と保育の質を担保するために重要な基準。したがって、保育施設ではこれらの基準を遵守することが求められます。保育施設が配置基準を遵守することで、子供たちが健やかに成長できる環境が整うでしょう。「保育士配置基準の基本的な考え方や計算方法を分かりやすく解説」や「保育士の配置基準とは?施設ごとの基準と計算方法を理解しよう」、もしくは「保育士の配置基準とは?施設の形態による違いや計算方法などを紹介」や「保育士の配置基準はおかしい?計算方法と対処方法を解説!」でも同様のことを伝えております。

 

 

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?認可保育園の保育士配置基準とは?

はじめに、認可保育園の「配置基準」について解説します。認可保育園の保育士配置基準は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第(三十三条)」に記載しております。国が定めている“認可保育園”に対する配置基準は、以下の通りです。

 

0歳児    保育士1名に対して子供  3名
1から2歳児  保育士1名に対して子供  6名
3歳児    保育士1名に対して子供20名
4歳児以上  保育士1名に対して子供30名

※上記の配置基準を満たしていないと保育園の運営ができなくなります。なお、認可保育園では配置基準の数値とあわせて、保育園全体で“保育士を常時2名以上”配置することも定められています。

 

 

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育施設ごとの配置基準

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育施設ごとの配置基準

保育士の配置基準は、子供たちの年齢だけではなく、保育施設の形態、施設の種類によっても異なります。ここでは「保育施設ごとの配置基準」について解説します。

 

【保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育施設の配置基準1】認可外保育施設

認可外保育施設とは、認可保育所等以外の保育施設のことです。認可保育園における配置基準は、前述した「国の配置基準」と同様の数値です。ただし、認可保育園は保育士すべてが有資格者でなければならないのに対して、認可外保育施設では、保育者の3分の1以上が「保育士」又は「看護師資格」を持っていればよいと定められています。

 

【保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育施設の配置基準2】幼保連携型認定こども園

幼保連携型認定こども園とは、幼児教育と保育の両方を提供できる保育施設です。幼保連携型認定こども園における配置基準も、前述した「国の配置基準」と同様の数値です。ただし、満3歳以上の子供に幼児教育を行う時間に関しては「クラスを作ること」及び「専任の保育教諭を置くこと」と定められております。

 

【保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育施設の配置基準3】小規模保育事業

小規模保育事業とは、小規模な保育事業を展開している保育施設です。小規模保育事業では、定員によって、A型・B型・C型に分類されており、配置基準もそれぞれ異なります。

A型(6名から19名以下):保育士資格を全員所持+保育所の配置基準プラス1名
B型(6名から19名以下):保育士資格を半数所持+保育所の配置基準プラス1名(看護師・准看護師・保健師を、保育士とみなす特例あり)
C型(6名から10名以下):子供3人に対して1人(補助者を置く場合は子供5人に対して2人)(資格は家庭的保育者所持であれば可)

 

【保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育施設の配置基準4】事業所内保育事業

事業所内保育事業とは、その名の通り“事業所内”に保育施設を設置し、企業が主体となって運営する保育施設です。0から3歳未満までの子供を受け入れております。保育士の配置基準は、定員数により異なります。

 

<子供の数が20名以上の場合>

0歳児:保育士1名に対して子供3名
1・2歳児:保育士1名に対して子供6名

 

<子供の数が19名以下の場合>

規定+1名以上

 

【保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育施設の配置基準5】家庭的保育事業

家庭的保育事業とは、家庭的保育者の自宅などで“家庭的な雰囲気”を大切にして保育する事業です。定員数は5名以下。0歳から2歳までの子供を受け入れております。以下、保育士の配置基準です。

0歳児:家庭的保育者1名に対して子3名(補助者がいる場合、職員2名に対して子5名)
1・2歳児:家庭的保育者1名に対して子3名(補助者がいる場合、職員2名に対して子5名)

 

【保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育施設の配置基準6】居宅訪問型事業

居宅訪問型事業とは、障害や疾病の程度を勘案し、集団保育が著しく困難であると認められる子供を、その居宅において保育する事業です。子供と保育士が1対1で触れ合うのが特徴になります。ですので、居宅訪問型の配置基準は“子供1人”に対して“1人の保育士”と決められています。ただし、保育士という限られた人材だけでなく、「保育士と同等以上の知識や経験がある人」と認められている方であれば保育が可能です。

 

※保育士の配置基準について詳しく知りたい方は「保育士の配置基準について解説しているサイト」や「保育園の運営には適切な人員確保が必要!保育士の配置基準とは?」、もしくは「保育士の配置基準とは?形態ごとの違いや計算方法を解説」や「保育士の配置基準とは?計算方法や基準の緩和について解説」や「保育士1人に子ども何人?配置基準の基本から特例措置まで詳しく解説」をご覧ください。

 

 

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?自治体による配置基準とは?

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?自治体による配置基準とは?

保育士の配置基準を定めているのは国だけではありません。自治体によって独自の配置基準を定めている場合があります。例えば、横浜市では、1歳児は4人に対して保育士が1人、2歳児は5人、3歳児は15人、4歳児は24人に対して1人、と横浜市独自の配置基準を定めております。自治体が独自に定める保育士の配置基準について詳しく知りたい方は「保育士の配置基準とは?国と自治体の違いや計算方法を紹介!」や「保育士の配置基準は?計算方法や緩和措置・違反内容・自治体等の基準」をご覧ください。

 

 

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?正社員の保育士だけ?

結論を申し上げますと、保育補助も配置基準の計算に含めることは可能です。ただし認可保育園では、国の“保育士配置基準”が決められているため、保育補助は保育士としてカウントされません。認可保育園以外の保育園(認定こども園、事業所内保育園など)で勤務している場合に、保育補助も配置基準の人数にカウントされます。「保育補助の求人 ~保育士と保育補助の違いとは」でも同様のことを伝えております。

 

 

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?みなし保育士や子育て支援員について

前述した通り、認可保育園においては通常、無資格の保育補助は保育士配置基準の対象外となります。しかしながら例外もあります。保育補助を保育士としてカウントする方法もあるのです。例えば東京の自治体では「みなし保育士」や「子育て支援員」といった表現を用いて、保育園の運営に活用している例もあります。このため特に東京都などでは、保育補助の求人が増加している傾向があります。

 

 

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育士との違いについて

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育士との違いについて

保育士と保育補助は何が違うのでしょうか。保育士と保育補助の違いは、主に以下の3点です。

 

【保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育士との違い1】保育士資格の有無

保育士と保育補助の違い1つ目は『保育士資格の有無』です。保育補助は、保育士の補佐をする役割を担うため「保育士資格」が必要ありません。そのため、一般的に保育補助は「保育士資格」を持っておりません。「保育士と保育補助の違いとは」や「保育補助になるには無資格でもOK?なり方や仕事内容、就業場所、給与について解説」でも同様のことを伝えております。

 

【保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育士との違い2】雇用形態

保育士と保育補助の違い2つ目は『雇用形態』です。保育士は基本的に正社員として働きます。一方、保育補助の雇用形態は「非常勤」や「パート」が中心です。したがって保育士よりも勤務時間が短い傾向にあります。もちろん、保育園によっては「保育士」と「保育補助」の勤務時間が同じ場合もありますので、保育補助として働く際には、求人情報をしっかりと確認してくださいね。

 

【保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育士との違い3】担任を持つかどうか

保育士と保育補助の違い3つ目は『担任を持つかどうか』です。保育士は有資格者であるため「クラス担任業務」「保育計画の作成」など、保育の根幹に携わる業務を行います。一方、保育補助は保育士資格を持っていないため、「クラス担任業務」「保育計画の作成」などの業務は原則担当しません。ただし、保育園によっては「保育士」と「保育補助」の仕事の区別が曖昧になっている場合もありますので、ご注意くださいね。

 

 

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?配置基準の見直し

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?配置基準の見直し

昨年、政府は「こども未来戦略案」を公表し、2024度から「保育士の配置基準の一部を76年ぶりに見直す」と伝えております。したがって今後は、保育士の労働環境が整備されることが期待されています。また、保育士の配置基準の見直しにより、保育補助の活躍の場が増えると考えられております。「保育園の保育士 配置基準について経営者が知っておくべき3つのポイント」や「【2024年最新 保育士の配置基準】76年ぶりの改善は?4・5歳児クラスの見直し」でも同様のことを伝えております。

 

 

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育補助に求められる役割とは?

保育補助は「保育士の業務負担の軽減」「保育士不足の解消」など、保護者の多様なニーズに応えるために導入されました。そのため、保育補助は保育士と密に連携をとりながら、「より良い保育環境を作る」という役割を担っています。保育補助が子供たちのケアや安全確保、適切な遊びの場を提供することで、保育士の業務負担を軽減し、より専門的な業務に集中できるようにサポートできるでしょう。

 

 

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育補助への転職を考えている方へ

保育補助を配置基準の計算に含めるのは間違い?保育補助への転職を考えている方へ

「保育補助として働こうかな…」と悩んでいる方には、転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントを利用すると、転職に関するアドバイスだけでなく、「履歴書の作成」や「面接の練習」なども行ってくれます。また転職エージェントには、求人サイトには掲載されていない「非公開求人」が存在するため、競争率が低い「優良企業の求人」を紹介してくれるかもしれません。保育補助への転職を成功させるためにも、ぜひ転職エージェントを利用しましょう。