最終更新 2021.10.26

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保育園と幼稚園、認定こども園の違いって?保育士や幼稚園教諭として働く場合のメリットとデメリットをご紹介!

保育園と幼稚園の違いってご存知ですか?
保育園は0歳児から?幼稚園は14時まで?それぞれに特徴がありますよね。

そこで今回は、保育士資格を保有する保育士さんや幼稚園教諭さんが各施設で働く場合の特徴やメリット・デメリットを紹介します。

保育士さんの転職の際に参考にしてもらえると嬉しいです!

では、いきましょ〜!

保育施設の種類

まずは保育園と幼稚園の違いについて、簡単にまとめてみました。

保育園

目的:「日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育すること」(児福法第39条)
対象園児年齢:0歳〜小学校修学前までの乳児、または幼児
給食:義務
所管:厚生労働省
必須免許:保育士資格証明書

所管は厚生労働省で、保育士資格を持つ保育士が、保護者の代わりに「保育」する場所であるのが保育園。最近では、24時間体制の保育園や0〜2歳児を対象とした小規模保育など、利用者の目的に合わせた保育園が増えています。

幼稚園

目的: 「義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。」(学教法第22条)
対象園児年齢:3歳〜小学校就学前までの幼児 
給食:任意
所管:文部科学省
必須免許:幼稚園教諭免許状

所管は文部科学省で、幼稚園教諭免許を持つ幼稚園教諭が、小学校入学前の幼児に対して「教育」する場所である幼稚園。最近では、預かり保育を実施している幼稚園も多く、保育士資格のみでも働ける幼稚園があります。

それでは、それぞれの保育施設で働く場合の特徴やメリット、デメリットを見てみましょう。

保育士が保育園で働く場合の特徴やメリット、デメリット

保育士が保育園で働く場合の特徴やメリット、デメリットをまとめてみました!
まずは特徴からです!

特徴

保育園は、児童福祉法に基づく「児童福祉施設」と区分され、厚生労働省の管轄です。
主に、保護者の就労や病気によって長時間の保育を必要とする幼児、または乳児を預かって、保護者に代わって「保育する」場所です。
保育士は、保護者の代わりになって園児の成長をサポートするのが仕事となります。

保育士が保育園で働くメリット

保護者に代わって保育する場所である保育園ですが、保育士が保育園で働く際のメリットを2点お伝えします。

借上げ社宅制度など、家賃補助制度が充実している

借上げ社宅とは、法人が契約し、社員に貸し出す住居のことで、保育士さんが自分で賃貸契約するよりも家賃が安くなるのが特徴です。
また、「保育事業者宿舎借り上げ支援事業」というものもあります。保育士人材の確保、定着、離職防止を目的として、国や自治体が保育士さん住宅費用を補助する制度です。
利用する地域や法人にもよりますが、東京都の基準では、一戸あたり月額82,000円を上限として設定しています。

これだけ家賃補助してもらえると上京する保育士さんも安心ですね!

園児の成長を長い間見守ることができる

保育園では、生後2ヶ月の乳児から保育をしていくこともあります。
ミルクを飲んでいる0歳児の乳児がすくすく育ち、5歳児になって卒園していく姿を見届けることができるのです。
保護者に代わって0歳から保育してきた子たちが、小学校入学に向かって巣立っていく光景は感無量ですね!

保育士が保育園で働く際のデメリット

家賃補助制度が充実し、園児の成長を長い間見守ることができる保育士ですが、働く上でデメリットはあるのでしょうか?
下記でご紹介します。

休みが不定期

保護者に代わって保育をするので、土曜日や夏休みなどの長期休みも開園している園がほとんどです。シフト制などで担当していくことになりますので、土曜日出勤があったり、まとまったお休みが取りにくいというデメリットがあります。

早番遅番がある

保育園は一般的に朝の7時から19時ころまで開園しており、最近では24時間体制で開園している保育園もあります。つまり、保育士さんには早番や遅番があるのです。

開園時間が長いため、事務作業をする時間を取りづらいのもデメリットとしてあげられるでしょう。

幼稚園教諭が幼稚園で働く場合の特徴やメリット、デメリット

幼稚園教諭が幼稚園で働く場合の特徴やメリット、デメリットをまとめてみました。
保育士資格のみでも働ける幼稚園もありますので保育士さんも要チェックですよ〜

特徴

幼稚園は、学校教育法に基づく「学校」に区分され、文部科学省の管轄です。
主に、小学校就学前の未就学児に対して、義務教育およびその後の教育の基盤を培うものとして、「教育する」場所です。
幼稚園教諭は、就学前の園児に対して、教育を受けさせることが仕事となります。

幼稚園教諭が幼稚園で働くメリット

園児の「初めての学びの場」として教育する場所である幼稚園ですが、幼稚園で働く上でのメリットを2つご紹介します。

比較的休みがとりやすい

幼稚園の開園時間は、施設によりますが、一般的には10時〜14時で、夏休みなどの長期休みは、一部預かり保育を実施している幼稚園もありますが、一般的には幼稚園もお休みになるところがほとんどです。その間の幼稚園教諭は、まったく勤務がないわけではありませんが、比較的長期休暇を取りやすい傾向があります。

長期休暇があれば、お出かけなど楽しめますね!

園児の初めての学びに関わることができる

幼稚園は「教育」する場所であることから、園児の「初めての学びの場」となります。少しずつことばを覚えていったり、学習意欲を高めていく園児をみて、大きなやりがいを感じることができます。

自分の授業を園児が吸収してくれるとなんともいえない達成感を味わうことができますね!

幼稚園で働くデメリット

比較的長期休暇が取りやすく、園児の初めての学びに携わることができる幼稚園ですが、働く上でデメリットはあるのでしょうか?以下で確認していきましょう!

事務作業が多い

幼稚園教諭は、クラスカリキュラムの作成や教室の飾りつけなどの製作物作成、おたより作成など事務作業がどうしても多くなってしまいます。イベントなどで忙しい時期にはどうしても残業が発生することもあります。

1人あたりの担当園児数が多い

また、幼稚園は園児数が100名以上の園が多く、幼稚園教諭1人で1クラスを担当します。幼稚園の設置基準に基づくと、1人最大35名のクラスを担当することもあり、複数担任生の保育園と比べると、お休みを取りづらくなってしまうことがあります。

まとめ

参考になりましたか?
保育園と幼稚園の違いは、いろいろあってそもそもの所管や方針が全く違うことがわかりましたね!

保育士さんが保育園や幼稚園で働く場合にもメリットとデメリットがありました。内容は法人や地域ごとに異なりますので、転職や就職の場合にはよく確認するようにしてください。

未経験から保育士への転職活動を始める方は、こちらのコラムを活用しながら進めていきましょう!

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それでは今回はこのへんで!
ありがとうございました〜!