最終更新 2021.10.26

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保育士の資格試験の合格率って?実技試験って?受験資格は?不安や疑問にお答えします!

「保育士の資格試験の合格率って?実技試験って?受験資格は?不安や疑問にお答えします!」-はじめに

 

 保育士の資格試験って?-はじめに

保育士の資格取得を目指す場合、

方法は2つです。

①都道府県知事の指定する保育士養成学校を卒業する。

②保育士試験に合格する。

確実に保育士資格を取得したい方は、

卒業と同時に保育士資格を取得できる①の方法がおすすめです。

(保育士養成学校について詳しくは「保育士の養成学校とは?学習内容やメリットなども紹介!」へ!)

 

しかし、

養成学校の学費は、

4年制大学で約300万円

短期大学で約200万~250万円

専門学校では200万円前後

大学の通信過程でも50万円前後かかります。

期間は最短でも2年間必要なので、

決して楽な道のりではありません。

 

保育士試験に合格するという方法は、

簡単ではありませんが、

保育士資格を取得するためにかかる費用や時間を

自分のがんばり次第で削減できるメリットもあります。

 

今回は、

保育士試験を受けることを考えている方に向けて、

受験資格や合格率・試験の内容等を詳しく解説します!

 

 

「保育士の資格試験の合格率って?実技試験って?受験資格は?不安や疑問にお答えします!」-目次

 

 保育士の資格試験って?-目次

 

1.保育士試験合格を目指して|保育士試験の仕組みと内容を徹底解説!

 

 保育士の資格試験って?-仕組み

1₋⑴保育士試験合格を目指して|受験資格と合格率について

1₋⑵保育士試験合格を目指して|試験内容をご紹介します!

1₋⑶保育士試験合格を目指して|通信・独学それぞれの進め方

1₋⑷保育士試験合格を目指して|気を付けること・まとめ

 

 

1.保育士試験合格を目指して|保育士試験の仕組みと内容を徹底解説!

 

 保育士の資格試験って?-仕組み2

 

1₋⑴保育士試験合格を目指して|受験資格と合格率について

 

 保育士の資格試験って?ー合格率

☆保育士試験受験資格を取得するには?

 

保育士試験の受験資格は学歴によって異なります。

短大や大学に在学中または中退の方でも、

2年以上在籍していて、62単位以上を修得している方は、

学部・学科に関係なく受験資格あります。

また最終学歴が高校や中学までの方が、

受験資格を取得するためには、

児童福祉施設での実務経験が必要になります。

 

※学歴・実務経験の条件

 

①短大・専門学校を卒業する。

②大学を卒業または、中退(62単位以上修得済)。

③高等学校を卒業後、実務経験2年以上かつ、

 2,880時間以上を達成する。

④最終学歴が中学卒業の場合、

5年以上かつ7,200時間以上の実務経験が必要です。

 

※高卒でも卒業年月日によっては

受験資格を満たしている場合があります。

 

・平成8年3月31日までに高等学校の保育科を卒業していること。

・平成年3月31日までに高等学校を卒業していること。

 

※その他の条件

・保育士受験資格取得講座を最後まで受ける。

・外国において学校教育於ける14年以上の課程を修了する。

 

実務経験の対象となる児童福祉施設とは、

保育所や乳児院・認定こども園・児童養護施設や

児童発達支援センター等になります。

 

また幼稚園教諭免許(一種・二種)や社会福祉士・精神保健福祉士

・介護福祉士の有資格者は一部の科目が免除されます。

特に幼稚園教諭免許を取得している方は「幼保特例制度」により、

よりお得に短期間で保育士資格を取得できます。

 

・幼保特例制度について詳しくはこちらへ幼保特例制度.com

 

・3福祉士の免除科目について詳しくはこちらへ

保育士試験に新制度!3福祉士の資格者は一部科目が免除に - ウーモア

社会人・主婦から保育士になるには? 資格取得や免許・試験について

 

☆保育士試験の合格率は?

 

保育士試験の合格率は直近の数年間20~25%くらいで推移しています。

(厚生労働省保育士試験の概要・保育士試験の実施状況調べ)

 

4~5人に1人の合格者となるので、

難易度の高い国家試験といえます。

 

最短で保育士試験を合格するための短期集中の通信講座や、

通学制の予備校等もありますが、

現状数年間勉強して合格する方が多いようです。

 

独学で保育士試験合格を目指す方は、

学習計画をきちんと立てて臨む必要があります。

実際に独学で保育士試験を合格した方の話しを聞いてみるのも

とても参考になります。

 

保育士試験は長い学習時間を要する場合もあるので、

モチベーションを持続することが重要と言えます。

 

 

1₋⑵保育士試験合格を目指して|試験内容をご紹介します!

 

保育士の資格試験って?-試験内容 

保育士試験では、

筆記試験と実技試験が前期と後期にわかれて実施されます。

前期2日間の筆記試験(9科目)を合格すると、

後期の実技試験に進めます。

 

筆記試験の9科目は、

①保育原理 20問

②教育原理 10問

③社会的養護 10問

④児童家庭福祉 20問

⑤社会福祉 20問

⑥保育の心理学 20問

⑦子どもの保健 20問

⑧子どもの食と栄養 20問

⑨保育実習理論 20問

合計160問 ※9科目全教科に合格する必要があります!

全教科6割以上が合格の目安となります。

一度合格した科目については、最大3年間持ち越しとなります。

 

保育士試験を受ける方へ|一般社団法人全国保育士養成協議会

 

☆実技試験の内容

 

「音楽表現・造形表現・言語表現の関する技術の中から、

 2分野を選択します。」

各50点満点で採点されます。

 

【最新!平成31年(2019年)度版】保育士試験の「実技」対策 | 保育士くらぶ

 

筆記試験と実技試験の両方に合格すると、

合格通知書が届きます。

あとは、保育士登録の手引きを取り寄せて、

保育士登録の申請を行います。

保育士証が交付され終了となります。(保育士申請をしてから保育士証が発送されるまで2ヶ月以上かかる場合もあります。)

試験合格後は早めに手続きを済ませるようにしましょう。

 

国家試験の保育士試験!試験科目、合格率、難易度は?│保育士求人なら【保育士バンク!】

 

 

1₋⑶保育士試験合格を目指して|通信・独学それぞれの進め方

 

 保育士の資格試験って?-通信

☆学習方法一覧

 

①通学講座(予備校)

 

費用 20万~50万円位

学習期間 半年~2年間

講師による直接指導が受けられます。

短期集中で資格取得を目指す方におすすめです。

 

スクーリング中心のため費用が高額になりがちです。

通学時間中も試験勉強にあてる等、

なるべく短期間で済ませることを目指しましょう!

 

②通信講座

 

費用 4万~10万円前後

期間 半年~2年間目安

 

通信講座のメリットは、

時間と場所を自分で決めて学習ができることです。

働きながら保育士資格取得を目指す方や、

主婦の方等、時間の制約がある方におすすめです。

 

通学制に比べて費用が安く抑えられることもポイントです。

だだし、モチベーションを持続することが難しく、

長期的な学習は困難があることを念頭に置いて、

学習計画を立てるようにしましょう。

 

③独学

 

費用 テキスト代のみ 自分で決められる

期間 半年~2年間目安

 

テキスト購入~学習方法~学習計画まですべてを自分で行うため、

すべてを自身の裁量で決めることができます。

 

費用は場合によっては全くかからないこともあります。

すべてが自己責任なので、

児童福祉施設・保育補助等での実務経験のある方や

家族や友人・知人に保育士試験経験者がいて、

アドバイスや講師を引き受けてくれる等、

環境に恵まれている方にはいいかもしれません。

 

決しておすすめはできませんが、

強い意志と高いモチベーションを持続できる自信のある方なら、

もっとも費用を抑えることができる学習形態です。

 

保育士の資格ってどうやって取るの?|保育の求人あるある

 

 

1₋⑷保育士試験合格を目指して|気を付けること・まとめ

 

 保育士の資格試験って?-まとめ

保育士試験は2016年度から、

年2回実施されています。

 

このため保育士試験の合格率は年々上昇傾向にあります。

保育士不足が深刻な現状だからこそ、

保育士を目指して学習する機会と捉えることもできます。

 

保育士資格を持っていることで、

保育園だけでなく、

最近増加傾向にある幼稚園型の認定こども園でも、

就職に有利になります。(幼稚園教諭免許では0歳~3歳未満の子どもを預かれないため)

他にも保育士資格が役立つ職場は多数あります。

 

保育士資格が役立つ仕事とは?関連サイトはこちらへ

 

保育という仕事は、

子どもの成長に携わることのできる責任ある尊い仕事です。

この記事を通じて1人でも多くの方に

保育士という仕事に興味を持って頂ければ幸いです。