保育士資格の取得
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保育士の資格試験の合格率って?実技試験って?受験資格は?不安や疑問にお答えします!
「保育士の資格試験の合格率って?実技試験って?受験資格は?不安や疑問にお答えします!」-はじめに
保育士の資格取得を目指す場合、
方法は2つです。
①都道府県知事の指定する保育士養成学校を卒業する。
②保育士試験に合格する。
確実に保育士資格を取得したい方は、
卒業と同時に保育士資格を取得できる①の方法がおすすめです。
(保育士養成学校について詳しくは「保育士の養成学校とは?学習内容やメリットなども紹介!」へ!)
しかし、
養成学校の学費は、
4年制大学で約300万円
短期大学で約200万~250万円
専門学校では200万円前後
大学の通信過程でも50万円前後かかります。
期間は最短でも2年間必要なので、
決して楽な道のりではありません。
保育士試験に合格するという方法は、
簡単ではありませんが、
保育士資格を取得するためにかかる費用や時間を
自分のがんばり次第で削減できるメリットもあります。
今回は、
保育士試験を受けることを考えている方に向けて、
受験資格や合格率・試験の内容等を詳しく解説します!
「保育士の資格試験の合格率って?実技試験って?受験資格は?不安や疑問にお答えします!」-目次
1.保育士試験合格を目指して|保育士試験の仕組みと内容を徹底解説!
1₋⑴保育士試験合格を目指して|受験資格と合格率について
1₋⑵保育士試験合格を目指して|試験内容をご紹介します!
1₋⑶保育士試験合格を目指して|通信・独学それぞれの進め方
1₋⑷保育士試験合格を目指して|気を付けること・まとめ
1.保育士試験合格を目指して|保育士試験の仕組みと内容を徹底解説!
1₋⑴保育士試験合格を目指して|受験資格と合格率について
☆保育士試験受験資格を取得するには?
保育士試験の受験資格は学歴によって異なります。
短大や大学に在学中または中退の方でも、
2年以上在籍していて、62単位以上を修得している方は、
学部・学科に関係なく受験資格あります。
また最終学歴が高校や中学までの方が、
受験資格を取得するためには、
児童福祉施設での実務経験が必要になります。
※学歴・実務経験の条件
①短大・専門学校を卒業する。
②大学を卒業または、中退(62単位以上修得済)。
③高等学校を卒業後、実務経験2年以上かつ、
2,880時間以上を達成する。
④最終学歴が中学卒業の場合、
5年以上かつ7,200時間以上の実務経験が必要です。
※高卒でも卒業年月日によっては
受験資格を満たしている場合があります。
・平成8年3月31日までに高等学校の保育科を卒業していること。
・平成年3月31日までに高等学校を卒業していること。
※その他の条件
・保育士受験資格取得講座を最後まで受ける。
・外国において学校教育於ける14年以上の課程を修了する。
実務経験の対象となる児童福祉施設とは、
保育所や乳児院・認定こども園・児童養護施設や
児童発達支援センター等になります。
また幼稚園教諭免許(一種・二種)や社会福祉士・精神保健福祉士
・介護福祉士の有資格者は一部の科目が免除されます。
特に幼稚園教諭免許を取得している方は「幼保特例制度」により、
よりお得に短期間で保育士資格を取得できます。
・幼保特例制度について詳しくはこちらへ幼保特例制度.com
・3福祉士の免除科目について詳しくはこちらへ
保育士試験に新制度!3福祉士の資格者は一部科目が免除に - ウーモア
・社会人・主婦から保育士になるには? 資格取得や免許・試験について
☆保育士試験の合格率は?
保育士試験の合格率は直近の数年間20~25%くらいで推移しています。
(厚生労働省保育士試験の概要・保育士試験の実施状況調べ)
4~5人に1人の合格者となるので、
難易度の高い国家試験といえます。
最短で保育士試験を合格するための短期集中の通信講座や、
通学制の予備校等もありますが、
現状数年間勉強して合格する方が多いようです。
独学で保育士試験合格を目指す方は、
学習計画をきちんと立てて臨む必要があります。
実際に独学で保育士試験を合格した方の話しを聞いてみるのも
とても参考になります。
保育士試験は長い学習時間を要する場合もあるので、
モチベーションを持続することが重要と言えます。
1₋⑵保育士試験合格を目指して|試験内容をご紹介します!
保育士試験では、
筆記試験と実技試験が前期と後期にわかれて実施されます。
前期2日間の筆記試験(9科目)を合格すると、
後期の実技試験に進めます。
筆記試験の9科目は、
①保育原理 20問
②教育原理 10問
③社会的養護 10問
④児童家庭福祉 20問
⑤社会福祉 20問
⑥保育の心理学 20問
⑦子どもの保健 20問
⑧子どもの食と栄養 20問
⑨保育実習理論 20問
合計160問 ※9科目全教科に合格する必要があります!
全教科6割以上が合格の目安となります。
一度合格した科目については、最大3年間持ち越しとなります。
☆実技試験の内容
「音楽表現・造形表現・言語表現の関する技術の中から、
2分野を選択します。」
各50点満点で採点されます。
【最新!平成31年(2019年)度版】保育士試験の「実技」対策 | 保育士くらぶ
筆記試験と実技試験の両方に合格すると、
合格通知書が届きます。
あとは、保育士登録の手引きを取り寄せて、
保育士登録の申請を行います。
保育士証が交付され終了となります。(保育士申請をしてから保育士証が発送されるまで2ヶ月以上かかる場合もあります。)
試験合格後は早めに手続きを済ませるようにしましょう。
国家試験の保育士試験!試験科目、合格率、難易度は?│保育士求人なら【保育士バンク!】
1₋⑶保育士試験合格を目指して|通信・独学それぞれの進め方
☆学習方法一覧
①通学講座(予備校)
費用 20万~50万円位
学習期間 半年~2年間
講師による直接指導が受けられます。
短期集中で資格取得を目指す方におすすめです。
スクーリング中心のため費用が高額になりがちです。
通学時間中も試験勉強にあてる等、
なるべく短期間で済ませることを目指しましょう!
②通信講座
費用 4万~10万円前後
期間 半年~2年間目安
通信講座のメリットは、
時間と場所を自分で決めて学習ができることです。
働きながら保育士資格取得を目指す方や、
主婦の方等、時間の制約がある方におすすめです。
通学制に比べて費用が安く抑えられることもポイントです。
だだし、モチベーションを持続することが難しく、
長期的な学習は困難があることを念頭に置いて、
学習計画を立てるようにしましょう。
③独学
費用 テキスト代のみ 自分で決められる
期間 半年~2年間目安
テキスト購入~学習方法~学習計画まですべてを自分で行うため、
すべてを自身の裁量で決めることができます。
費用は場合によっては全くかからないこともあります。
すべてが自己責任なので、
児童福祉施設・保育補助等での実務経験のある方や
家族や友人・知人に保育士試験経験者がいて、
アドバイスや講師を引き受けてくれる等、
環境に恵まれている方にはいいかもしれません。
決しておすすめはできませんが、
強い意志と高いモチベーションを持続できる自信のある方なら、
もっとも費用を抑えることができる学習形態です。
1₋⑷保育士試験合格を目指して|気を付けること・まとめ
保育士試験は2016年度から、
年2回実施されています。
このため保育士試験の合格率は年々上昇傾向にあります。
保育士不足が深刻な現状だからこそ、
保育士を目指して学習する機会と捉えることもできます。
保育士資格を持っていることで、
保育園だけでなく、
最近増加傾向にある幼稚園型の認定こども園でも、
就職に有利になります。(幼稚園教諭免許では0歳~3歳未満の子どもを預かれないため)
他にも保育士資格が役立つ職場は多数あります。
保育という仕事は、
子どもの成長に携わることのできる責任ある尊い仕事です。
この記事を通じて1人でも多くの方に
保育士という仕事に興味を持って頂ければ幸いです。